医療施設で女性入所者に性的暴行をした罪 元看護師に懲役5年
去年8月、県内の医療施設で、障害がある10代の女性入所者に性的な暴行をした罪に問われた元看護師に対し、大分地方裁判所は「医療従事者の立場を利用した卑劣、悪質な犯行だ」として懲役5年の実刑判決を言い渡しました。
別府市の元看護師、金馬裕樹被告(37)は去年8月、勤務していた県内の医療施設で、障害がある10代の女性の入所者に対し、性的な暴行をした罪に問われました。
被告は初公判では起訴された内容を認めたものの、その後の審理で一部について否認に転じていて、検察は懲役6年を求刑していました。
2日の判決で、大分地方裁判所の辛島靖崇裁判長は「医療従事者の立場を利用した誠に卑劣、悪質な犯行であって、被害者の尊厳が著しく傷つけられた結果は重大だ」として懲役5年の実刑判決を言い渡しました。