東海大の水族館、存続向け署名活動へ 「ニモ」のモデル世界初繁殖
静岡市清水区の水族館「東海大学海洋科学博物館」が10月末で一般公開を終了した。開館から半世紀が過ぎ、老朽化していたためだ。地元住民からは閉館を惜しむ声があがり、元館長や住民たちによる「博物館を残す会」が29日、発足した。海について学べる貴重な施設を残そうと、署名活動に取り組む。
「博物館は三保の核」
博物館に近い三保生涯学習交流館で29日、「残す会」の発足式が開かれた。同大海洋学部出身で長年三保の海岸で清掃ボランティアをしてきた影沢孝行さん(63)のもとには、存続を望む声が寄せられていた。影沢さんは「皆さんの思いが詰まったすばらしい建物を残さないのは忍びない」と語る。
会のメンバーには、元館長の西源二郎さん(81)や三保地区で民宿を営み、ボランティアガイド団体代表の竹下利夫さん(75)らが名を連ねた。
1970年に開館した博物館の目玉は縦10メートル、横10メートル、高さ6メートルの大水槽。全面アクリル製としては世界最初に設置され、建築学的にも貴重だという。一般公開が終わり、建物や施設自体が撤去される可能性もある。三保の観光にも影響しかねないとして、残す会の立ち上げを決めた。賛同者を募るとともに、12月中旬からオンラインを含めて署名を集め、同大に提出をめざす。
発足式で竹下さんは「博物館…