解説SNSの運用がボランティアだったのかどうかは水掛け論であり、あまり重要な論点ではない。少なくとも斎藤氏は、折田氏がボランティアの「運動員」だったことは認めている。 問題は、9月29日のプレゼンで折田氏側が斎藤氏にどのような説明を行なったのかである。かりにその中で、告示後のSNSの実際上の運用についても説明しており、さらに斎藤氏もそのことを認識し、認容していたのかどうかが問題なのである。 もし斎藤氏にこの点の認識、認容があったとすると、ポスターの発注そのものは法で認められていても、彼は、折田氏が告示後にボランティアの運動員となる人だと知りながら、彼女に「ポスターを発注した」ということになり、いずれ運動員となる人に仕事の発注をすることが、公選法上の運動員買収に当たるのかどうかということが問題となるのである。 運動員となる人に仕事の発注をして許されたというケースが、過去にあったのだろうか?
コメンテータープロフィール
1952年生まれ。甲南大学名誉教授、弁護士、元甲南大学法科大学院教授、元関西大学法学部教授。専門は刑事法。ネットワーク犯罪、児童ポルノ規制、薬物規制などを研究。主著に『情報社会と刑法』(2011年成文堂、単著)、『改正児童ポルノ禁止法を考える』(2014年日本評論社、共編著)、『エロスと「わいせつ」のあいだ』(2016年朝日新書、共著)など。Yahoo!ニュース個人「10周年オーサースピリット賞」受賞。趣味は、囲碁とジャズ。(note → https://note.com/sonodahisashi) 【座右の銘】法学は、物言わぬテミス(正義の女神)に言葉を与ふる作業なり。
園田寿の最近の記事
園田寿の最近のコメント
アクセスランキング
- 1
小栗旬 オーディションで一度も勝てなかった人気俳優「オーディションにいると『落ちたな』って」
デイリースポーツ - 2
クマ駆除に「お前が死ね!」と抗議 愛護団体に現役ハンターが本音「究極的には分かり合えない」
ENCOUNT - 3
「針の穴に糸を通す弁解」斎藤・兵庫県知事 公選法違反疑惑、告発状提出 郷原弁護士・上脇教授
ラジトピ ラジオ関西トピックス - 4
【NISA】買付額は50歳代が最多!積立投資「50歳~59歳」から「毎月3・5・7・10万円」で老後資金はいくら準備できるか期待値をシミュレーション
LIMO - 5
田中将大&R・マルティネスが自由契約に メジャー挑戦目指す巨人・菅野智之らも NPBが保留選手名簿を公示 セのセーブ王は複数球団による争奪戦か
デイリースポーツ
コメントランキング
- 1
流行語年間大賞は「ふてほど」! ドラマ関連ワードは「倍返し」以来11年ぶり TBS快挙
スポニチアネックス - 2
スーパーに侵入したクマ 捕獲も秋田市には駆除に「かわいそう」と抗議の電話が…被害増大も止まぬ“同情論”
女性自身 - 3
【速報】斎藤元彦兵庫県知事とPR会社代表を公職選挙法違反の疑いで刑事告発 元検事の弁護士と大学教授が告発人
ABCニュース - 4
N党・立花孝志氏が公開「元県民局長」管理とみられる動画 県の内部情報を漏えいか 第三者機関で調査検討
FNNプライムオンライン - 5
年間大賞は「ふてほど」に決定 トップ10「裏金問題」「界隈」、大谷翔平の「50-50」など/2024 ユーキャン新語・流行語大賞
ABEMA TIMES