簡単そうに見える問題でも、正しく計算規則を理解していなければ間違えてしまいます。
今回は、小学生でも分かる問題に挑戦してみましょう。
問題
次の計算をしなさい。
0.8÷5×2
正しく計算できるでしょうか。
ちなみに、答えは「8」ではありません!
解説
今回の問題の答えは「0.32」です。
どのようなポイントに注意しなければいけないか、順に解説をしていきます。
今回の問題は、割り算と掛け算が混ざった式です。
この場合は、前から順に計算をしなければいけません。
つまり「0.8÷5」の計算からです。
0.8÷5=0.16
次の計算は「0.16×2」です。
0.16×2=0.32
したがって、答えは「0.32」となります。
よくある間違い
「0.8÷5×2」という計算式を見たとき、後ろ部分の「5×2」が簡単だから、ここから計算をしようと考えなかったでしょうか。
「5×2」を先に計算すると、「10」とキリのいい数になるので、計算がしやすくなりそうです。
しかし、実はこれは間違いです。
(誤答例)
0.8÷5×2
=0.8÷10
=0.08
計算の順序を入れ替える性質は「結合法則」と言いますが、結合法則が成り立つのは、「足し算だけの式」もしくは「掛け算だけの式」の場合です。
足し算の結合法則
(A+B)+C=A+(B+C)
掛け算の結合法則
(A×B)×C=A×(B×C)
今回の問題では、掛け算と割り算が混ざっているので、計算の順序を入れ替えることはできません。
まとめ
今回紹介した問題は、小学校で習うものです。
しかし、意外と間違えてしまった方も多いのではないでしょうか。
簡単そうな計算式でも油断をしてはいけません!
※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」