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音楽活動に社会性をリンクさせるOWVの裏の顔「芸能界は“変なヤツ”でいなきゃダメ」【2/2】

武井保之ライター, 編集者
10thシングル「Frontier」をリリースしたOWV(画像提供:UM)

デビューから4年で10作目のシングル「Frontier」をリリース。競争の厳しい音楽シーンで成長を続けてきたOWVは、来年の結成5周年をひとつの通過点とし、さらなる飛躍に向けて全力で走り続けようとしている。そんな彼らのいまの課題と、芸能界で長く活動を続けるための秘策を聞くと、真面目な答えと肩肘張らない自然体の答えが返ってきた。

(前編「バラエティ路線を勝ち筋に? 戦国時代を生き抜く男性アイドルグループの葛藤と奮闘」から続く)

社会におけるOWVの役割

――OWVのいまの課題を教えてください。

浦野秀太 僕です!

本田康祐 ふつう自分から進んで言わないけど、その通りです(笑)。ほかにもたくさんあり過ぎて、どれを話せばいいかなという感じです(笑)。

浦野秀太 文哉には“走る”という武器があって、それでスポーツ系バラエティとか活躍の場を広げています。ほかのメンバーも、そのレベルの特技というか、ギミックのようなものを持っていないといけない。それが文哉以外の3人の課題ですね。

中川勝就 それが仕事に還元されていくわけですから、音楽だけではないプラスアルファがやっぱり必要なんです。芸能界はそういう世界だと思っています。

佐野文哉 OWVとしては、若い世代へのアプローチも広げていきたい。いま僕たちを支えてくださっているファン層は、僕たちと同世代や年上の世代が大多数です。中高生たちもいますが、そこの世代にももっともっと僕らの音楽やパフォーマンスを届けていきたいです。

――そのためにやっていること、これからやろうとしていることは?

佐野文哉 全国各地を訪問する企画をやっているんですけど、そのなかで高校や大学の学園祭に呼んでいただいたりしています。地方での活動からファンを広げていきたいと思っています。もちろんTikTokでも引き続きいろいろ発信していきます。

スポーツ系バラエティ番組でも活躍中の佐野文哉(画像提供:UM)
スポーツ系バラエティ番組でも活躍中の佐野文哉(画像提供:UM)

――OWVというグループが、社会のなかでどういう存在でありたいという考えはありますか?

本田康祐 僕らも持続可能な社会作りを掲げた衣装やグッズのアップサイクルなど、サステナブル活動に進んで取り組んでいます。そういういまやらないといけないことを若い子たちにもっと知ってもらいたい。エンターテインメントには人を笑顔にする力がありますが、僕らがみんなに夢を与えることと、サステナブルの活動を両軸にして力を入れています。このふたつがリンクして同じ空間で体験できるのは、OWVならではだと思います。

芸能界で生き残っていくために

――メンバーのみなさん個人としての芸能界での目標を教えてください。

佐野文哉 僕は森脇健児さんのポジションです(笑)。たぶん気づいたら歌って踊らなくなっています(笑)。

本田康祐 僕はもともと裏方をやりたくて。ダンスの振付けやライブ演出、映像監督のほか、それこそアーティストや楽曲のプロデュースであったり。将来的には夢ある子どもたちの背中を押せるような存在になりたいです。そのためには、表に立って何かを成し遂げることで、自分が説得力のある人間にならないといけないと思っています。

中川勝就 僕はあまり人前に出るのが好きじゃないタイプだったんですけど、BIGBANGさんのライブに感銘を受けてこの世界を目指しました。僕にはそういう夢があるから、夢を持つ人たちの背中を押したい。新曲「Frontier」は、そういう人たちに決して諦めるなよって伝えています。その役割を果たしたら、僕は田舎で静かに暮らします(笑)。

浦野秀太 話すことが好きなので、MCの仕事をもっとがんばっていきたいですね。いま舞台を中心に俳優活動もしていますけど、エンターテインメントの世界が好きなので、ずっとここにいたいと思っています。

グループのなかで特徴的な役割を担うキャラクターの浦野秀太(画像提供:UM)
グループのなかで特徴的な役割を担うキャラクターの浦野秀太(画像提供:UM)

――OWV最大の失敗エピソードを挙げていただくと?

本田康祐 浦野がメンバーに入ったこと(笑)。

中川勝就 途中までは(浦野を除く)3人だったから(笑)。

佐野文哉 (アーティスト写真の浦野を隠して)しっくりくるなあ(笑)。

浦野秀太 もう本当に嫌だ~。

――芸能界で輝き続けていくために必要なことをどう考えますか?

中川勝就 どんどん新しい人たちが出てくる世界なので、その子たちに負けない体力だったり、日々何かを続けて自分を保ち続けることが大事ですね。

本田康祐 僕らのパフォーマンスなどを見てくださる人たちに、情熱とか何かを還元できたらいいなと思っています。それが心の支えになったり、生きていくなかでのひとつの居場所になっていたら嬉しい。いろいろな人を元気づけられる存在でありたいです。

佐野文哉 “変なヤツ”でいなきゃダメだと思っています。それを意図して演じるのではなく、常に童心を持って、興味関心があるところへ突き進んでいく。自分の装備を固めることも大事ですけど、年齢や環境に関係なく、失敗を恐れずにまず挑戦する。良くも悪くも、それが結果、芸能界で生き残ることにつながると思います。

浦野秀太 “裏の秀太”を好きになってもらうこと。ダンスや歌がうまいOWVの“表の秀太”は、周りに似たような人がたくさんいるから、そうではない、自分の裏の価値を見出すことで、唯一無二の存在になっていきたいです。あと、芸能界って努力ではどうにもならない運が大事だったりしますから、世界中のパワースポットを調べて、ちゃんと自分の足で行って祈っています。

佐野文哉 努力しているようでがんばっているのは神なのよ。

OWVインタビュー前編「バラエティ路線を勝ち筋に? 戦国時代を生き抜く男性アイドルグループの葛藤と奮闘」へ

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ありがとうございます。
ライター, 編集者

音楽ビジネス週刊誌、芸能ニュースWEBメディア、米映画専門紙日本版WEBメディア、通信ネットワーク専門誌などの編集者を経てフリーランスの編集者、ライターとして活動中。映画、テレビ、音楽、お笑い、エンタメビジネスを中心にエンタテインメントシーンのトレンドを取材、分析、執筆する。takeiy@ymail.ne.jp

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