Yahoo!ニュース

バラエティ路線を勝ち筋に? 戦国時代を生き抜く男性アイドルグループの葛藤と奮闘【1/2】

武井保之ライター, 編集者
来年4月11日に結成5周年を迎えるOWV(画像提供:UM)

男性アイドルグループ戦国時代と言われるなか、音楽活動とともにバラエティにも軸足を置くことで独自のポジションを築きつつある4人組ボーイズグループ・OWV(オウブ)。

10月23日にリリースした10thシングル「Frontier」は、タイトル曲にDa-iCEの工藤大輝をプロデュースに迎えたポップチューン。2020年のデビューからハイペースなリリースを続ける個性的なメンバー4人それぞれが見据える未来を聞くと、絶妙なコンビネーションで心の内を語ってくれた。

(後編「音楽活動に社会性をリンクさせるOWVの裏の顔「芸能界は“変なヤツ”でいなきゃダメ」)

デビューから4年間の変化

――最新作「Frontier」は、2020年9月のデビューから10枚目のシングルになります。ハイペースでリリースを重ねてきていますね。

中川勝就 デビューから1年で3枚リリースさせていただくこともありました。それほど意識していたわけではありませんが、やっぱり勢いをつけるために必要だったと思います。

浦野秀太 曲がどんどん増えていくことで、あっという間にライブの見せ方の幅が広がりました。

――デビューからの4年間でOWVが変わったことはありますか?

本田康祐 パフォーマンスだけではなく、楽曲制作のクリエイティブにも関わらせてもらうことが増えました。デビュー当時といまでは、レコーディングに対する向き合い方や時間のかけ方がまったく違います。

――10作目ということで、ひとつの区切りや新たなスタートとして意識していたことはありますか?

中川勝就 制作段階ではあまり意識していなくて、気づいたら10枚目という感じでした(笑)。来年4月に結成5周年を迎えるのですが、そこをひとつの節目として見据えています。

――本作のクリエイティブにも参加しているのでしょうか?

グループの中心的存在の本田康祐。OWV5周年記念ライブ『OWV 5th Anniversary LIVE -SUPERNOVA-』は2025年4月6日に幕張メッセで開催される(画像提供:UM)
グループの中心的存在の本田康祐。OWV5周年記念ライブ『OWV 5th Anniversary LIVE -SUPERNOVA-』は2025年4月6日に幕張メッセで開催される(画像提供:UM)

本田康祐 タイトル曲の「Frontier」は、Da-iCEの工藤大輝さんに作詞作曲していただいたんですけど、僕らが4年間で築いてきた関係性が発展してこういうところにたどり着く、というOWVの軌跡をリリックに落とし込んでくれています。そういう意味では、10枚目という区切りに対してアプローチされた楽曲になっています。僕らも歌詞のイメージや方向性、トラックのビート感など細かいところで意見を出させていただいています。

――OWVのことを歌っている曲であるのと同時に、いろいろな社会の波に抗いながらがんばっている多くの人たちの背中を押す曲でもあるように感じます。

本田康祐 その通りです。世の中の追い風を受ける人だけでなく、向かい風の境遇にある人たちこそ勇気づけられるように、諦めずにがんばっていこうと歌っています。彼らの糧になることを心から願っています。

――注目してほしいポイントは?

佐野文哉 デビューからいまに至るまでの流れが散りばめられているので、事前に僕らのコンテンツを観てからライブで聴くと、より厚みが生まれたり、いつもとは違う視点から楽しんでいただけたりすると思います。

浦野秀太 裏口から天下を取るやり方ですね(笑)。文哉の後ろから出てくる振りがあるんですけど、そこに注目してほしいです。

本田康祐 構成として、僕と秀太がたぶん門なんだよね(笑)。

芸能界で目指すポジション

――男性グループ戦国時代と言われるなか、OWVの特徴や魅力はどう考えますか?

浦野秀太 バラエティ力だと思っています。男性アーティストのなかでトップレベルを自負しています! 僕らは音楽シーンの裏口から認知を得ていきます(笑)。OWVらしい道を開拓していきたいと思っています。

中川勝就 圧倒的に替えが利かない存在である、脚が速いメンバーがいます(笑)。バラエティだけでなく、アスリートやスポーツ系から切り込んで売れていくみたいなこともありえるかなと思っています。

10thシングル「Frontier」制作の裏側を話してくれた中川勝就(画像提供:UM)
10thシングル「Frontier」制作の裏側を話してくれた中川勝就(画像提供:UM)

――グループとして芸能界でどういうポジションを目指していくのでしょうか。

本田康祐 個人としての存在が、グループとしては混ざっていくイメージです。芸能界の先輩では、SMAPさんや嵐さんのようになることがひとつの目標です。

佐野文哉 僕らはバラエティにも幅広く積極果敢に挑みます。そこから一般層にメンバーそれぞれのキャラクターが受け入れられて、その本軸に音楽のパフォーマンスがあるのが理想です。一方、音楽のクオリティがしっかりしていないと、バランスがおかしくなってしまう。両方しっかりやっていきます。幅広い世代の方々に可愛がられるようなグループを目指したいです。

――すぐ目の前の目標と将来的な夢を教えてください。

本田康祐 デビュー初期から言っていますが、まずは武道館ライブですね。来年の5周年の間に実現したい。将来的な夢はたくさんありすぎてキリがないんですけど、ステージで言うとやっぱりドーム公演ですね。

佐野文哉 夢は、髪を切っただけでネットニュースになるくらい注目されるグループになること。社会に対して影響力を持つ存在になりたいです。

中川勝就 電車に乗っただけでニュースになったり。「通勤電車でつり革につかまる中川勝就」ってタイトルの記事になりたいです(笑)。

後編「音楽活動に社会性をリンクさせるOWVの裏の顔「芸能界は“変なヤツ”でいなきゃダメ」」へ続く

  • 45
  • 173
  • 13
ありがとうございます。
ライター, 編集者

音楽ビジネス週刊誌、芸能ニュースWEBメディア、米映画専門紙日本版WEBメディア、通信ネットワーク専門誌などの編集者を経てフリーランスの編集者、ライターとして活動中。映画、テレビ、音楽、お笑い、エンタメビジネスを中心にエンタテインメントシーンのトレンドを取材、分析、執筆する。takeiy@ymail.ne.jp

武井保之の最近の記事

あわせて読みたい記事