おひさしぶりです。死んでません。
インターネット2大憎悪生成メディアである旧Twitterとはてなブックマークに一切アクセスせず、毎日ひたすらゲームをするか楽しい動画を見るかして他のことは極力考えないように暮らしています。
3月頃から希望を出していた発達障害検査と知能検査をようやく受けられ結果が出たので、今回はその内容を共有したいと思います。
詳細なネタバレは避けていますが、近々同様のテストを受ける予定がある人は結果に影響する可能性があるので読まないことをおすすめします。
全般
検査は事前の提出物と半日に及ぶ面談式のテストを行いました。
内容は発達障害の検査と知能検査になります。一般的に発達障害の検査を行うためには同時に知能検査も行う必要があるそうです。
発達障害検査の結果
まずASDに関しては基準点が33点のところ32点ということで、ほとんどASDと言える傾向が見られたそうです。
一方ADHDに関しては基準点が4点のところ2点ということで、ADHDとみなせる傾向はあまり見られなかったということです。
これらは主に事前提出した質問票をもとに算出されているようです。
正直、今回検査を希望した一番の理由として、自分がADHDなのではないかという疑念があり、またADHDの場合は投薬により傾向がかなり改善される可能性があるという知識がありそれを期待したということがありました。
しかし結果としてはASDの傾向に強く当てはまるらしいということで、ASDは投薬による改善は難しいようなので、この時点でかなり期待外れの結果となりました。
また、ADHDと診断されながらもITエンジニアやその他専門職などで活躍しているという人の話は知り合いを含め多く聞く一方で、ASDと診断されている人でそういう例はあまり聞くことがないので不安な気持ちになりました。
自認としては、ASDの特徴として一番よく語られることが多い「会話が噛み合わない」「会議の内容や話の流れなどが理解出来ない」というような傾向はあまり感じたことがないので、意外な結果でもありました。
一方で、「こだわりが強い」「不器用」「気が散りやすい」といった傾向は当てはまると感じるところがあります。
知能検査の結果
まず、WAIS-4知能検査の結果として、
・全検査IQ:89
・言語理解:112
・知覚推理:91
・ワーキングメモリー:76
・処理速度:79
という結果になりました。
この結果はかなりショックでした。
知能の発達にかなり偏りがあるだろうなというのは予測していたのですが、まさか全検査IQが100どころか90にも満たないという結果が出るとは思っていませんでした。
一番高い言語理解でも112と「やや高い」くらいの水準であり、ワーキングメモリーと処理速度に至っては相当悪い結果です。
正直なところ、たしかに仕事やネットで出会う非常に学歴の高い人たちや有名企業に勤めている人たちに比べれば自分は記憶力も悪く劣っているなぁと感じることは多々ありましたが、自分のIQが世間の平均より低いと思ったことはなかったので驚きました。
バウムテストの結果
わりとよくある、木の絵を描く検査の結果です。
詳細は画像の方を見てほしいのですが、要約すると「衝動性が高く全体の計画を立てたり柔軟に対応することが苦手」というような結果でした。
描画テストの結果
詳しいテスト内容は書きませんが、風景を描く検査です。
「奥行きがなく単調に描かれていることから視野が狭く複数のことに対処するのは得意ではなく、物事がパターン化されていると対処しやすい」というような結果でした。
読み書きテストの結果
速読の検査です。
これに関しては特に問題は見られなかったということです。
Rey 複雑図形の結果
複雑で無秩序な図形を模写したり思い出して描いたりする検査です。
今回一番ショッキングな結果でした。
全体を通して著しく低い得点で、小学校2年生レベルの水準だったということです。
もちろん検査中に他のことを考えていたとかそういうわけでも別にありません。
自分は漢字を覚えることが苦手で筆記ではほとんど書くことが出来ないのですが、それはこの能力の低さが原因であると考えられるそうです。
また、人の顔を覚えるのも苦手だったり、いくら練習しても絵が上手くならないのもこれが原因かもしれません。
所感
さて、ここまで発達障害検査と知能検査の結果を見てきたわけですが、はっきりいってただただ悲しい結果でした。
ADHDではなくASDだと診断され投薬などによる改善が期待出来ないということも残念ですが、それよりも知能検査の結果の散々さを受け入れるのに時間が掛かりそうです。
改めて振り返ると、とにかく「勉強も苦手だし仕事も出来ない」と言われてるような気持ちになります。
今まで自分が出来ていると思っていたことも、実際には出来てないという自覚がなかっただけかもしれません。
自分はもしかしたらインポスター症候群なのではないかと思うことがありましたが、実際にはインポスターそのものだったということだろうか。
子どもの頃から実際にやれば何をやっても平均よりは要領はいい方だと思っていたし、難しいシミュレーションゲームなどでも基本的に自力でクリア出来なかった事はないのだけど、そんなに地頭は悪かったのか。
特に、自分の趣味でありライフワークともいえるプログラミングやイラストに関する能力が特別劣っているということが分かってしまったわけである。
いままで散々いろいろな人から「お前が下手なのは費やした時間と知識が足りないからだ」と言われてきたけど、実際には逆で能力が著しく低いのを興味と学習によってなんとか誤魔化してきたということが証明されたわけだ。
でもこの結果を知るのが今でよかったかもしれない。もし10代の頃にこの結果が出ていたら絶対にプログラマを目指そうとは思わなかっただろう。
短い期間でも大きな仕事に携わったり評価されたりする経験が出来て幸せだったかもしれない。
正直、この先どう生きていけばいいのかますます分からなくなってしまった。
すべてがむなしい。