福井高専 寮でのいじめ”重大事態“と認定 学校が謝罪
鯖江市にある福井高専の元学生が、在学中に寮で上級生からいじめを受けたと去年、SNS上で投稿し、学校が29日、調査を行ってきた対策委員会がまとめた報告書を公表しました。
委員会は、いじめの「重大事態」と認定し、学校は元学生に謝罪したということです。
福井高専の元学生は、去年10月ごろから旧ツィッターのXで、1年生だった2020年に寮でいじめられたことや、教員が見て見ぬ振りをしているなどといったコメントを複数回投稿し、学校はこれを受けて、弁護士などでつくる対策委員会を立ち上げて調査を進めてきました。
学校は29日、対策委員会が元学生や、現在の寮生などに聞き取った結果をまとめた報告書を公表しました。
この中では、寮の慣習で上級生に先にあいさつすることや、シャワーを使う際に上級生全員の許可を取ることなどが強要され、しないと厳しく叱責されたことから、元学生が精神的に追い詰められ、自殺を図ったとされています。
その上で上級生の1年生に対する扱いは威圧的で理不尽だったとして、いじめの「重大事態」と認定しました。
また、寮の慣習を問題と捉えなかった学校側に責任があるとして、今後は上級生が下級生に集団で指導する際は教員立ち会いのもとで行うなど、再発防止の対策を行うとしています。
調査結果を受けて、学校はことし8月、元学生に謝罪したということです。
福井高専の長谷川章校長は会見で「今回の事案を未然に防げず、深くお詫びする。今後は、いじめのない学習環境を整備できるようにしていきたい」と述べました。