韓国・ソウルの女子大で、大学経営陣が共学化を検討していることに反発する大規模抗議デモが起こり、損壊された学校施設などの被害が最大54億ウォン(約5億9千万円)超に達する見通しとなった。韓国では女性の地位向上を訴えるフェミニズム運動をめぐって男女間の対立が激化しており、抗議活動は他の女子大にも波及。世界ワースト水準の少子化に悩む韓国の大学運営に影を落としている。
「大学消滅しても男には開放しない」
ソウル北東部に位置し、1950年の創立以来、多数の歌手や俳優らを輩出してきた同徳女子大。〝暴動〟は11月中旬に起きた。