クライン孝子 お知らせ
皆さん,お元気でいらっしゃいましょうか?
私はボツボツというところです。
そうそう、四月初旬にはいよいよ作家曽野綾子さんとの共著が、海竜社から出版されます。
タイトルは「なぜ日本人は成熟できないのか」
このタイトル,曽野さんがつけられました。
まえがきは曽野さんが書かれ、あとがきは私が書きました。
この対談はちょうど1年前、シンガポールの三浦・曽野おしどり作家ご夫妻の仕事場で行ったものです。
そのわがあとがき、一部をご紹介致します。
「なぜ日本人は成熟できないのか」あとがきより
その原体験が私をして、ヨーロッパへと駆り立てたのだろうか。
ヨーロッパはドイツ、しかも「ベルリンの壁」と決めていたのは、そこに原体験である日本の敗戦を無意識のうちに重ね合わせていたからに違いない。
たった一枚の壁までも親子夫婦、近親関係をひき裂いてしまうその冷酷な]現実である。自由を求めこの壁を超えようとして、一体幾人が命を落としたことか。
実はその痛みを心底共有して下さったのが曽野さんである。 一九八九年十一月九日、「ベルリンの壁」が崩壊したとき、曽野さんは涙を流して喜んで下さった、と何かに書いておられたからだ。
しかも曽野さんはカトリック教会を基盤に世界の貧しい人々のためにすでに三十年以上も地味だがコツコツと救済の手をさしのべ 世界を飛び回っておられる。
それは私にとっていいようのない深い感動だった。
最初にお会いしたのはかれこれ十年前のこと。この粗忽人間の私を温かく包みこんでお付き合いして下さっている。
50年にわたる作家活動はもとより,実生活者として,キリスト者として培ったゆるぎない信念から紡ぎ出される人生の叡智,哲学には、たびたび目を見開かせられ,教えられることが多かった。
もの事を公正に,複眼で捉える曽野さんの視線には、日本人ばなれしたスケールの大きさとデリケートさがある。
今回その曽野さんとご一緒に対談本を上梓する事になった。こんな嬉しいことってまたとあろうか。
最後にこの素敵な機会を作って下さった海竜社社長下村のぶ子氏、直接何かとお世話になった担当編集者仲田てい子氏,木村博美氏にも、心からお礼を申し上げる次第である。
平成十五年四月 フランクフルトにて クライン孝子
その他に、私、また三月二七日から四月十四日まで,以下の日程で里帰り致します。
日程表
1) 日本弘道会シンポジューム「父性と母性を考える」-日本の家族のあり方―のパネリストとして参加するため。
来賓祝辞として遠山敦子文部科学大臣も出席されるシンポジウムです。
期日 平成15年3月29日(土)
主催 社団法人 日本弘道会
後援 文部科学省 日本道徳教育学会
参加費 無料
連絡先 弘道シンポジウム事務局
電話 03-3261-0009
FAX 03-3288-0956
2) 拉致被害者と家族の人権を考える市民集会応援のため
期日 平成15年3月30日(日)
鎌倉市立御成小学校多目的室にて
1:15~ 講師ご来場 1:30~1:31 開会 1分 1:32~1:42 ①横田滋さん挨拶 10分 北朝鮮による拉致被害者家族連絡会会長・報告 1:43~2:03 ②松木信宏さん 20分 「助けを求める兄よ、今いずこに」 2:04~2:19 ③畠奈津子さん 15分 「拉致の悲劇 日朝交渉への気概を問う」 2:20~2:50 ④勝岡寛次さん 30分 「拉致問題を子どもたちにどう教えるか」 2:50~3:00 休憩 10分 (質問回収) 3:01~3:31 ⑤横田早紀江さん 30分 「めぐみ、お母さんがきっと助けてあげる」 3:32~3:42 ⑥クライン孝子さん 10分 日本国を動かした「家族会」と「助ける会」にドイツからエール 3:43~3:53 ⑦伊藤玲子さん 10分 鎌倉市議・議会報告 3:54~4:23 ⑧質疑応答ほか 29分 (「ふるさと」斉唱) 4:25~4:30 閉会・連絡事項 5分 5:00~6:00 懇親会
拉致被害者と家族の人権を考える湘南の会実行委員会
救う会神奈川・鎌倉の教育を良くする会
代表 武山 章 (救う会神奈川)
山内裕子 (鎌倉の教育を良くする会)
事務局 川添友幸 090-9816-2187
3) タイトル: 「イラク攻撃における欧州の対応」 講演のため日時 平成15年4月9日
主催 同台経済懇話会
連絡先 同台経済懇話会 事務局 代表 野地二見
電話:03-5524-3520 FAX :03-5524-3521
皆さんとお会い出来るのを楽しみにしております。
お気軽にご連絡頂ければ,皆さん大変喜ばれると思います。ではまたまた
2003年3月3日
クライン孝子