鈴木氏の名古屋スタディですら、普通の感覚の持ち主なら、赤枠内の数値の並びを見たらHPVワクチン接種後の不随意運動や歩行不能は「増えてる。95%信頼区間で有意になってない箇所はサンプル数が少ないからだろう」と予測する。
sciencedirect.com/science/articl
名古屋スタディと同じデータを用いた八重ゆかり氏による別の解析があってワクチン接種群で『記憶障害や不随意運動の症状を経験する可能性が有意に高い』が結論。
onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.11
それに対する名古屋スタディの鈴木氏らの批判レターがあり、八重氏も回答していて、まとめの論文も出ている。
cont.o.oo7.jp/49_3/p483-98.p
でもこれの話は全部無視で推進派は名古屋スタディの結論だけを出してくる。しかしその名古屋スタディですら害を示す結果はあり、特に歩行能力を喪失し病院を訪問したことに関しては有意に増えたとなっている。だがこの結果に関してはAbstractに書かずに病院訪問の事例は頭痛と月経に関してしか書いてないという悪質さ
以下、難しい話だと思うのだけど……
そもそも「95%信頼区間で有意でない」の正確な意味は両側検定なので例えば、「不随意運動が増えてないもしくは減ってないという仮説を立てたとき95%の信頼度で棄却できなかった」である。
しかし増えたかどうか調べたいのなら片側検定で十分なはずで、だったら片側検定95%の信頼区間にしたら、両側検定90%の信頼区間のときの区間を使うことになるから、それだけで仮説が棄却できて、有意になるかもしれない。もっと言えば重大な事象なんだから信頼度90%でも80%でも片側検定して、それで有意なら即取り止め、とか、統計の元々の意味を考え、重要度に応じた信頼区間の調整は合理的だと思うのだが、医学界には不都合だから絶対やらない。
ここ説明が難しいので、簡単に書くと、同じデータを使っても 80%(ひょっとしたら90%とか95%)の信頼度で「不随意運動が増えてない」という仮説は棄却できるのではと思う。
つまり「不随意運動は80%(もしくは90%とか95%でも)の信頼度で有意に増えている」と言えるんじゃないか、ということ。元々の論文では「95%の信頼度で増減しているとはいえない」が結果であったが、増減では無く増加だけを調べるとか、%を重要度に応じて下げたりとかでも結果は変るはずなのだが、そういうこと医学界はしないよね、という話。
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