こんなの誰でも出来るでしょ/1mmも出来る気がしない
1:こんなの誰でも出来るでしょ
今回の記事は2つに分かれている、以下はその1つ目である。
過日、ITパスポート試験を受験した。ITパスポートとは経済産業省が認定する国家試験であり、主に情報系学部の大学生やIT系企業に入社した新入社員等が最初に挑戦する資格である。
そんな資格を何故、離島の精神科病院勤務の薬剤師が受けたかというと、人生を変えたかったからだ。週4日のパートタイム労働者である私は、暇を持て余していた。持て余した時間はウマ娘というソシャゲに費やされ、毎月数万~十数万円も課金していた。
只でさえ少ない給料を、人生にとって何の足しにもならないソシャゲに突っ込み続けた結果、当然の事ながら全く貯金が出来なかった。33歳にもなって貯金がほぼゼロという状況は、控えめに言っても終わっていた。
そんな人生を変えたいとは思いながらも惰性で生きていたのだが、ある日偶然、3年前に買ったITパスポートの参考書を自宅の本棚で発見した。3年前、新人であった私は現在の勤務先でイジメられていた。なのでもう薬剤師は辞めて、IT系に転職したいと思い購入した物だった。
ITパスポートの参考書を見つけた自分は、当時の感情を思い出した。そしてふと、ITパスポートを受験しようと考えた。何でも良いから人生を変えるきっかけが欲しかったのだ。
今までソシャゲに費やしていた時間は資格試験の為に使われる事となった。ウマ娘をスマホから削除し、代わりに勉強管理アプリを入れた。逐一勉強時間を計測し、1ヵ月で約100時間を勉強時間に費やした。
先日、受験結果が公表され、確認したところ合格していた。まあ、こんなの誰でも受かる試験ではあるのだが。結果としてソシャゲ依存から脱却出来たのは良かったと思う。
しかし最近のウマ娘は課金圧が凄まじ過ぎるので、正直ついていけていなかった。私の課金力不足により、遅かれ早かれ辞めるハメになったと思う。
別に課金しなくてもプレイ出来るが、下手にUBランクとか作ってしまうと、無課金で作れるランクでは満足できなくなり、より強力なサポカが欲しくてつい課金したくなってしまう。あと因子周回が面倒臭い、正直苦行でしかない。
最終的に費やした額は軽自動車が買える位である。さようなら、俺の金…。
2:1mmも出来る気がしない
さて、2つ目の話である。今回の記事ではこちらが本題となるだろうか。
2週間ほど前、ITパスポートに合格して気分が良かった私に突然凶報が訪れた。今年度末で現在の薬局長であるDが辞め、昨年入職したEが薬局長になる予定であったが、そのEが来年1月で辞めるというのである。
E自身からLINEで連絡を受けた私は嫌な予感がしていた。Eは1年かけて薬局長として業務の引継ぎをDから受けていたのだが、それが全てパーになったのだった。
では一体、誰が次の薬局長としての業務を引き継ぐのだろうか。嫌な予感は的中した。業務の引継ぎは私が行う事となった。
ならば次の薬局長は私かというと、そういう訳でも無い。当分の間、薬局長は置かずに、グループ内の他の病院から役職者を3ヵ月毎にローテで送り対応するとの事であった。
現在パートの私を正職員として雇用し、ローテで送り込まれる薬局長代理の補佐をさせる為に、私に引継ぎをしろというのだ。私としては、まっぴらごめんであり、その旨をDに伝えたのだが、全く受け入れずに今日から私に引継ぎをし始めた。
私は今でさえパートの身であるが、入職当初は常勤であった。ただ、同期と比べて薬剤師としての経験年数が短いとの事で、年俸も同期の2/3程度であった。来年度から常勤に復帰しても、年俸は入職当時と同じと伝えられた。
まったくナンセンスな話である。確かに入職当初は経験も無い為、賃金が低くても仕方がなかったが、現在は私に薬局長の業務内容を引き継がせるのである。当院は電子カルテを導入していない為、電子カルテを導入している他院から応援に来た薬剤師たちは業務に戸惑う事が多い。
同じグループ内とは言え、当院のローカルルールも知らず、システムも違う病院から来た人員が、薬局長代理としてまともに機能するとは思えない。しかもやっと慣れたと思ったら3ヵ月で交代するのである。
という事は結局の所、当院の薬局長としての業務を引き継いだ自分が、ほぼ全ての実務を担当するという事になる。にも拘らず賃金は入職当時と同じとは、まったくやってらいられない。
それでもまだ、他の薬剤師や薬剤助手たちがサポートしてくれるのならば、業務自体は行えるだろう。しかし、Eが辞めるという話を聞いた彼ら彼女らの反応は、まるで他人事である。実際、業務の引継ぎに関しては何ら関心を示さずに、全てをDと私に放り投げているのだが。
話は変わるが、現在の薬局長のDはワーカホリックである。代休や有休が2ヵ月分残っている事がそれを証明している。そしてもし私がDの業務内容を引き継いだら、私もワーカホリックにならざるを得なくなるだろう。
そもそも私はあまり書類仕事をしたことがない。そんな私が会議資料やグループ本部に送る書類を作成したりできる気がしない。私はOutlookの使い方すらうろ覚えなのである。とても現在の薬局長の代わりを出来るとは思えない。
そして周囲も私をサポートするとは思えない。今日も昼頃DI室にて、Dから引継ぎを受けていたら、助手がやってきて「まだ引継ぎをやっているのか、貴方が薬局に居てくれないと他の人が休憩に入れない」と言い放ったのだ。
いや、午前中の外来も終わり、ひと段落ついているのだから、薬局内には薬剤師と助手が1人ずつ居れば十分だろうに。その様にローテーションを回せばよいのに、そうしないのは結局私を都合の良い駒としか見ていないからだろう。
そんな環境の中で、やった事もない書類仕事もしながら、現場仕事もしなければならないとは。正直言って1㎜も出来る気がしない。退職したいのだが貯金もないし、再就職先の当ても無い。
だが、もしこのまま当院で働き続けたら、私は過去幾度も経験したように適応障害にて休職するハメになるだろう。そもそも何故常勤からパートになったかというと、イジメやパワハラで休職を繰り返したからである。
仮にこのまま当院で働き続けたら、慣れない仕事が出来ず、終わらず、休日返上で働き続けて、給料も低く、無責任な周囲からは文句を言われ、他院からやってきた薬局長代行は役に立たず、結局自分一人で全ての業務を行わなければならず、最終的には潰れる事は目に見えている。
一体どうすればよいのか、一番は退職し別の職場へ再就職(今度は出来るだけ楽な所がいい)する事だろうが。
この件についてはまた記事を書きたいと思う。


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