東毛地域の病院や店舗などを狙った窃盗事件で、群馬、栃木両県警の合同捜査班は29日までに、建造物侵入と窃盗などの疑いで、30歳の男が計209件の犯行に関与したとして前橋地検太田支部に送検し、捜査を終結した。被害総額は約6387万円だった。11日付。

 群馬県警捜査3課によると、男は1人や複数人で、1月20日ごろ~6月13日ごろまで、本県や茨城、栃木、埼玉の4県で、夜間に病院や店舗などに侵入して現金や携帯電話、指輪、腕時計などを盗んだとされる。県内では太田110件、伊勢崎28件、大泉5件など7市町で計153件の被害が確認されている。仲間とみられる22歳と30歳の男も既に逮捕している。