「#さいとう元知事がんばれ」告示後に増加 「当選を目的としない」候補…異例の選挙戦
斎藤氏は不利な状況からの出直し選挙で当選を果たした。背景にあったのがSNSでの支持の広がりだ。
「#さいとう元知事がんばれ」という言葉がX上でいつ、どのように広がっていったのかを調べた。
この投稿は後援会の公式Xが立ち上がったころからはじまり、テレビなどの選挙報道が減った告示後に増加した。

その要因の一つと考えられるのが、知事選に立候補した立花孝志氏の存在だ。
立花孝志氏(10月31日)
「当選を目的としない選挙に今回は臨ませていただいています。斎藤さんをもう一度戻さなきゃいけない、そういった思いで17日間活動していきましょう」

自身の当選は目指さず、斎藤氏をサポートするという異例の選挙戦を展開。YouTubeで「告発文書は名誉毀損」「斎藤氏ははめられた」などと、自身の考えを繰り返した。
そのなかで、“情報を隠ぺいした百条委員会とオールドメディア”対“真実を伝えるネット”という対立構造がにわかに作られ、うねりになっていった。