引き算の計算の中でも、「繰り下がり」があると計算ミスをしてしまう人もいるでしょう。
この記事では、繰り下がりのある引き算を簡単にするテクニックを紹介します。やり方は簡単なので、ぜひ練習してみてください。
問題
次の計算をしなさい。
683−245
「三桁−三桁」の計算です。繰り下がりに注意して計算しましょう。
まずは、自分自身で答えを出してみてくださいね!
解説
今回の問題の答えは「438」です。
通常の方法で引き算をすると、一の位から順に引き算をしていくはずです。
しかし、ここでは数字を分けて考える解法を紹介します。
次のように計算をします。
683−245
=683−200−40−5
=483−40−5
=443−5
=438
「245を引く」という計算を三つに分けて計算をしました。
(1)200を引く
(2)40を引く
(3)5を引く
「200を引く」というのは計算しやすいですね。
その結果、元の式は「483−45」となります。
さらに「45」を40と5に分けたことによって、次は「40を引く」という計算です。
こちらも同じく、繰り下がりがなく引き算ができます。
最後の計算は「443−5」と繰り下がりがありますが、「5を引く」という計算になったことで考えやすくなりました。
以上より、答えは「438」です。
本質的には通常の計算とまったく同じですが、キリのいい数を作ることによって計算がしやすく、暗算でも答えを求めやすくなりますね。
まとめ
繰り下がりのある引き算を工夫して計算する方法を紹介しました。他の問題でも、今回の方法を使ってキリのいい数を作り、暗算にチャレンジしてみましょう。ぜひ日常生活でも活用してみてください!
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」
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