サッカー伊東純也選手 名誉毀損で女性2人を訴えた裁判始まる

サッカー日本代表の伊東純也選手がうその性被害の刑事告訴で名誉を傷つけられたとして女性2人を訴えた裁判が始まり、女性側は「性被害の申告にうそはない」と主張し、全面的に争う姿勢を示しました。

サッカー日本代表でフランス1部リーグ、スタッドランスの伊東純也選手とトレーナーの男性は、女性2人から「性被害を受けた」と刑事告訴されたことに対して、「事実無根だ」として虚偽告訴の疑いで2人を告訴し、いずれも嫌疑不十分で不起訴となりました。

伊東選手側は名誉を傷つけられたとして女性2人に2億円余りの賠償を求める訴えを起こし、26日東京地方裁判所で裁判が始まりました。

女性側は「性被害の申告にうそはない」と主張し、全面的に争う姿勢を示しました。

女性はその後、都内で初めて会見を開き、このうち1人は「頑張って伝えることが重要だと感じ、勇気を振り絞って会見に出た。性被害を受けたことは真実だ。加害者側の開き直りのような対応を許せない」と訴えました。

もう1人は「PTSDの診断を受け、精神的に不安定な状態だったのにSNSでも被害を受け、本当につらい。真実だと分かってほしい」と述べました。

一方、伊東選手側の加藤博太郎弁護士は会見で、「女性側が主張するような事実は全くなく、証言が変遷していて信用できない。今後、2人の尋問をして事実を明らかにしていきたい」と話していました。

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