オーストラリア東部ブリスベン郊外に住むミア・バニスターさんの一人息子、オリバーさんは2024年1月、摂食障害の末に、14歳で自らの命を絶ちました。
オリバーさんは、自分が太っていると感じて、SNSでダイエットに関する情報を収集するようになったといいます。
オリバーさんはスマートフォンを手放せないようになり、ミアさんとの間で、寝る前にはスマートフォンを使わないなどのルールを設けましたが、その後も、深夜まで自分の部屋で隠れてスマートフォンを見ることもあったといいます。
そして、オリバーさんは2023年の初め頃から過度な食事制限や運動などのダイエットにのめり込んでいきました。
その結果、2023年2月に74キロだった体重が11月には50キロをきり、入院を余儀なくされました。
そして、退院して自宅での療養をしていたやさきに自らの命を絶ちました。
摂食障害で息子亡くした母親“SNSには中毒性”
オーストラリア議会で、16歳未満の子どもがSNSを利用することを禁止する法案が可決されました。
厳しい法案の背景には、保護者たちが声を上げてきたことがあります。
ミアさん“問題解決されるわけではないがよいスタート”
ミアさんは、TikTokなどのSNSでアルゴリズムによって過度なダイエットに関するコンテンツが繰り返し表示されたことで、オリバーさんが強迫観念にかられて、のめり込んでしまったのではないかと考えています。
また、SNSのスナップチャットで友人から「自殺したら」などとことばをかけられたことも、自分に対する自信を失う原因になったと考えています。
一人息子の身に起きたことをきっかけにミアさんは政府にSNSへの規制強化を働きかけるとともに、摂食障害の当事者や家族を支援する活動を行っています。
ミアさんは「寝るときにスマートフォンを息子から取り上げてわたしの寝室に置くこともしましたが、息子は寝室に忍び込んでまで見ようとしていました。これは中毒症状です。ずっと画面をスクロールしてしまうのです。大人でも見ることをやめるのが難しいので、子どもならなおさらです」と述べ、SNSには中毒性があると訴えていました。
その上で、今回の法律については「すべての問題がこれで解決されるわけではないが、よいスタートになると思います。少なくとも『これは法律で決められているから、ダメだ』と親が子どもに言えるようになるでしょう」と話していました。
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