2015
Mar
14
4
CNNスーパータイム「なつかしのテレビゲーム特集」(1989)
1989年のはじめに「FNNスーパータイム」でやったテレビゲーム特集を発掘しました。
(クマチュー!!レトロ館ブログの記事(13.11.10)を再掲)

「どのようにゲームを作っているのか、あるソフトハウスを訪ねてみた」と、御徒町の雑居ビル時代のスクウェアを取材していました。ちょうど「ファイナルファンタジーII」を製作していた頃の取材ですかね。
(クマチュー!!レトロ館ブログの記事(13.11.10)を再掲)
■スクウェア創設期の様子
「どのようにゲームを作っているのか、あるソフトハウスを訪ねてみた」と、御徒町の雑居ビル時代のスクウェアを取材していました。ちょうど「ファイナルファンタジーII」を製作していた頃の取材ですかね。
今となっては想像もつかないほどの狭いオフィスで、メンバーがモクモクとタバコを吸いながらミーティングしている光景が。90年代はじめまで、オフィス内でタバコを吸うのは普通の光景だったんですよね。
若き日の田中弘道氏27歳!タナP氏はチームを引っ張る原動力として紹介されていました。ごく最近までスクウェア・エニックスでFFシリーズのプロデュースをやっていた創設メンバー。現在はガンホーの顧問をやっているとか。
メッセージ作成中画面。「今回は登場人物がすごく多いんで、一人一人のキャラの個性付けをはっきりさせるために、多少おおげさなくらいに言い回しを変えてやっています」
グラフィックデザイナーの中田浩美さん(当時26歳)。いかにもバブル期のお姉さんという風情がなつかしい。今は何をされているんでしょうか?
ゲームのグラフィック作成画面。「積み重ねの作業なんで、結構時間が長くかかります。疲れますけど、楽しいですよ」
植松伸夫氏29歳!若いっすね。まだヒゲもなく初々しい。
ミュージシャンらしく、たくさんの機材に囲まれて作曲にはげむノビヨ氏。「喜んで欲しいところはもっと楽しい曲にしたりとか、映画音楽なんかに近いとは思いますけど」
プログラマーの吉井清史氏。当時弱冠22歳。多量のデータをひとつにまとめる男として紹介。
プログラムの量はこの厚さの3倍の量で、全てのプログラムが小さな石の中にすべて入ってしまう。
取締役・鈴木尚氏(28歳)。この人がその後LDH会長に就任し、EXILEを育てる事になろうとは。「1本のゲームを作るには1年以上近くかかるので、製作費だけで7〜8千万円、広告費等々全部入れて最低1億5千万円。昨年度の実績で36億円少しでした。ちょうど36人おりますので、1人頭1億円の売り上げを達成しております」
1人1億売り上げる人々の様子。
■ゲームビデオマガジンの登場
次に動くゲーム雑誌として発刊されたGTVが紹介されていました。渡邊浩弐が編集長を務めたのとと、CGキャラが思いっきりマックス・ヘッドルームだった事で話題になりましたね。
ディレクター・安芸巡平氏。「雑誌だとゲームに必要な音楽、そして動きのようなものがいまひとつ伝わってこない。それをビデオで表現してみようというのがこのGTVなんです」
ちなみにこの人はオリジナルビデオ地球防衛少女イコちゃん2(1998)」にウキヤ隊員として出演されておりました。
この世界を支える職業として生まれたゲーマー代表として紹介されたのが大学生の頃の大堀康祐氏(当時22歳)。我々世代ではうる星あんずさんとして有名ですが、今ではゲームメーカー「マトリックス」代表取締役として活躍されておりますね。
この「ゼビウス1000万点への解法」は持っていませんでしたけど、それでも日本初と言われる攻略本として有名でしたのではっきり覚えています。
同じくゲーマーとして紹介されていた吉津浩治([管理人注]番組テロップでは「吉津"浩二"さん」と紹介されていましたが、コメントでご指摘いただきましたので訂正しました(2019.10.13))氏(当時18歳)。中学の頃からゲーマーの世界に入り、「歩くマリオ(?)」とも言われていたそう。「ゲームは昔は好きだったんですけど、仕事でやるとなるとちょっと昔みたいに楽しんでやれなくなる。将来となるとわかんないけど、しばらくは続けていきたいと思います」
彼はいつまで続けて、今何をやられているんでしょう??
■ウラソフトの登場
ゲーム機メーカーの許諾を受けず販売しているウラソフトと呼ばれるソフトが出てきた、ということで、その筋ではおなじみ「ハッカーインターナショナル」を直撃!
顔出しで登場し、違法性のない事に自信を持つ、広報部長の亀山美恵さん。
-- 何故許諾を受けず販売しているのでしょうか?
「許諾を受ける必要はないんです。法律的にも一切問題はございません」
-- 何故ほかのメーカーは許諾を受けて販売しているんでしょうか?
「何故許諾を得なくちゃいけないのか、それも高いお金を払ってまで、許諾を得なくちゃいけないのかわかりませんけども、皆さん許諾を受けなくちゃ販売できないと思っているんじゃないでしょうか」
それに対し、メーカーでは…。
コワモテ広報部長でおなじみ、今西紘史氏がコメント。
「あー、ハッカーさんは、私の認識ではピンクというか、エログロナンセンスなソフトを出しているところという認識しかないんですよね。今後いろんな対応を検討しておりますけどね」
ただ、ハッカーインターナショナルの言う通り、当時非許諾ソフトに関しては合法だったらしいですね。さらにハッカーはPC流通も持っていたから、正規のルートで売る必要もなかったのも強かった。結局、任天堂とも非許諾ソフトについての争いはしていないのだとか(ファミコンを改造する機器「ハッカージュニア」では争ったが、和解したとのこと)。
でも、この事で今西さんら任天堂がスーパーファミコンからライセンスについて徹底的に見直しをはかり、結果として合法的に非許諾ソフトが出せないような制度を整えたのは有名な話。
残念ながらビデオはここで切れてましたので、これにておしまい。