【動画】福井大、国の交付金は減り人件費は増え…学長が明かす大学経営の実態
2024年11月28日 04時00分 (11月28日 04時00分更新)
4千人超の大学生が学ぶ福井大。福井市中心部に近く、教育学部などが入る文京キャンパスの片隅にある屋外プールは雨水がたまったまま。老朽化でもう2年使われていない。国立大の施設整備に関する補助金基準が変わり、プールを直すにも壊すにも国からの予算措置は見込めない。「修繕計画はあるものの、今の収支では後回しにせざるを得ない」。同大職員はそう打ち明ける。
近年、大学運営は厳しさを増す。同大が本年度に国から受けた運営費交付金のうち、大学自身で使い道を決められる額は、法人化した2004年度と比べて13億円減った。一方で教職員の人件費は41億円、電気代は5億円それぞれ増加。大学の教職員給与は国家公務員に準じており、「今夏の人事院勧告を受け、さらに5億円のコスト増になる」(同大)という。
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