BS-TBS

校歌を訪ねて

毎週木曜
よる6:24~6:30

震災復興に向けて頑張る東北の小中学校の校歌を紹介。

201932

#132「福島県小野町立 浮金小学校」

2019年12月26日(木)放送

今回ご紹介する学校は、福島県小野町立浮金小学校。学校が建つ浮金は「浮金石」といわれる希少な黒御影石の産地として知られる地域。また四方を山に囲まれ、児童たちはその大自然を舞台に様々な課外授業を受けている。山登り遠足やヤマメの放流体験など、児童たちは自然の尊さと命の大切さを学んでいる。さらにどんぐりや松ぼっくりを拾ってクラフトワークにも挑戦。運動会やよさこいの様子を見事に表現した作品は、学校の多目的スペースに展示されている。番組では、そんな自然を舞台にした課外授業のことやクラフトワークのこと、将来の夢について児童たちにインタビュー。そして残念ながら今年度で閉校となってしまう浮金小学校の校歌を、全校児童による斉唱でお届けする。

#131「岩手県岩泉町立 安家小・中学校」

2019年12月19日(木)放送

今回ご紹介する学校は、岩手県岩泉町立安家小・中学校。岩手県の山間にある町、安家(あっか)。その名前はアイヌ語で「綺麗な川」を意味する「ワッカ」が由来だと言われている。学校の目の前には日本一長いと言われる鍾乳洞「安家洞」があり、まさに大自然に囲まれた環境で子どもたちは学んでいる。そんな安家小・中学校は、小中併せても児童・生徒数8人という小さな学校。小中共にみんな仲が良く、合同の行事も数多くある。その一つである総合学習では、地域の銘産である「畑わさび」の収穫を体験した。番組ではそんな「畑わさび」のことや学校で頑張っていること、将来の夢について児童・生徒たちにインタビュー。そして安家小学校、安家中学校の校歌を、それぞれ全校児童・生徒による斉唱でお届けする。

#130「宮城県気仙沼立 津谷小学校」

2019年12月12日(木)放送

今回ご紹介する学校は、宮城県気仙沼立津谷小学校。気仙沼市の南部に位置する津谷は、自然豊かで海は近いものの農業が盛んな地域。そんな津谷の町に建つ津谷小学校では、近くの幼稚園との交流を大切にしている。取材日には、幼稚園生と津谷小の1年生が合同で、小学校の畑で芋掘りを実施。泥んこになりながらも、みんな楽しそうにサツマイモを掘っていた。他にも幼稚園にお邪魔してレクリエーションを行うなど、学年ごとに交流を深めている。さらに校内持久走大会に向け、全校児童が体育の時間や休み時間にマラソンの猛特訓。昨年の記録を一秒でも更新しようと一所懸命校庭を駆け回っていた。番組では、そんな幼稚園生との交流のことや学校で頑張っていること、また将来の夢について児童たちにインタビュー。そして津谷小学校の校歌を、全校児童による斉唱でお届けする。

#129「福島県相馬市立 中村第二中学校」

2019年12月5日(木)放送

今回ご紹介する学校は、福島県相馬市立中村第二中学校。相馬市の郊外にある松川浦県立自然公園。日本百景にも選ばれたこの絶景を望むところに学校は建っている。昨年完成した新校舎は和風でシックな佇まい。生徒たちもその外観をとても気に入っているようだ。中村二中は部活動が盛んで、スポーツ部は校庭や体育館で日々汗を流している。文化部も好成績を残しており、特に吹奏楽部は東北大会銀賞に輝く活躍。さらに取材した10月には文化祭に向け、恒例のビッグアート作りも佳境を迎えていた。番組ではそんな部活動のことや、将来の夢について生徒たちにインタビュー。そして中村第二中学校の校歌を、全校生徒による斉唱でお届けする。

#128「岩手県宮古市立 藤原小学校」

2019年11月28日(木)放送

今回ご紹介する学校は、岩手県宮古市立藤原小学校。閉伊川がそそぐ宮古湾に面した藤原地区。水産加工が盛んな地域で、町には多くの水産加工場が建ち並ぶ。そんな海の町に建つ藤原小学校は、残念ながら今年度で閉校に。藤原小では地域ならではの課外授業として、水産加工場の見学を行っている。児童たちは、普段何気なく食べていたものが出来ていく過程を間近で見ることで、改めて食の大切さと地域の歴史を学んでいる。番組では、閉校を迎える学校への想いや水産加工場見学のこと、さらに閉校と共にその歴史の幕を閉じる校歌についても児童たちにインタビュー。そして校歌を後世に残すため、藤原小学校の校歌を全校児童が一生懸命に歌う。

#127「宮城県石巻市立 北上小学校」

2019年11月21日(木)放送

今回ご紹介する学校は、宮城県石巻市立北上小学校。東北地方最大の川、北上川の河口に位置する北上町に学校は建っている。そんな北上町は東日本大震災で大きな被害を受け、小学校も、周辺にあった相川小学校、吉浜小学校、橋浦小学校の3校が統合し、震災の被害を免れた橋浦小の校舎で北上小学校として再出発した。そんな北上小では学年ごとに故郷のことを学ぶ「ふるさと学習」を行っている。川でカニを探したり、田んぼで田植え体験をするなど様々なプログラムで町の歴史を学んでいる。さらに北上川に群生する葦を使って紙を作り、卒業証書に。今年度卒業する6年生は、昨年作った卒業証書を受け取るのを心待ちにしている。番組では、そんな学校生活の様子や将来の夢について児童たちにインタビュー。そして開校と共に新しくなった北上小学校の校歌を、全校児童による3部合唱でお届けする。

#126「福島県田村市立 都路小学校」

2019年11月14日(木)放送

今回ご紹介する学校は、福島県田村市立都路小学校。福島県の沿岸から車で30分程山間にある農村地区、都路町。東日本大震災の際には、警戒区域に指定され一時避難を余儀なくされていた。現在では震災前の生活を取り戻し、町の活性化のため都路小の児童も一役買っている。キュウリの産地であることに目を付け「キュウリ・ジャム」作り、修学旅行の際など児童たちがPR活動をしたり、綿花も有名なことから綿花を使ったものを作れないか試行錯誤したり、大人顔負けのアイデアで町に貢献している。さらに中学校と連携した活動も盛ん。一緒に駅伝大会を行うなど、小中一貫した教育方針で子どもたちの成長を見守っている。番組では、そんな「町のPR活動」や「駅伝大会」のこと、さらに将来の夢について児童たちにインタビュー。そして都路小学校の校歌を、全校児童による斉唱でお届けする。

#125「岩手県宮古市立 亀岳小学校」

2019年11月7日(木)放送

今回ご紹介する学校は、岩手県宮古市立亀岳小学校。学校は宮古市の中心地から車で30分ほど山間に入った田代という地域に建っている。山に囲まれ、綺麗な川が流れる自然豊かな地域にある亀岳小学校は全校児童が9名。児童数は少ないが、休み時間にはみんなで遊ぶほど仲良く学校生活を送っている。そんな亀岳小では、この地域ならではの課外授業に取り組んでいる。学校の裏庭にある畑で野菜を育て、学校の入り口にある直売所で販売している。自分たちでのぼり旗やレシピを作成して、販売努力にも力を入れている。さらに地域に伝わる伝統芸能「田代剣舞」も1年生から習う。人数が少ない中、伝統の踊りを守り続けようと地域の皆さんのご協力の下、一生懸命練習している。番組では、そんな「野菜販売」や「田代剣舞」のこと、将来の夢について児童たちにインタビュー。そして亀岳小学校の校歌を、全校児童による斉唱でお届けする。

#124「宮城県南三陸町立 入谷小学校」

2019年10月31日(木)放送

今回ご紹介する学校は、宮城県南三陸町立入谷小学校。学校が建つ入谷は、志津川湾から5㎞ほど内陸に入った地域。その名の通り山に囲まれ、入谷小は南三陸町の小学校では唯一海が見えない学校だそうだ。そんな山間にある入谷小に伝わっているのが「入谷打囃子」。250年以上前からこの地に伝わる伝統芸能で、現在も豊作を願って入谷八幡神社の例大祭で奉納されているそうだ。入谷小でも古くから4〜6年生を中心にこの伝統芸能を継承し続け、町の行事や学習会などで披露している。さらに地域に伝わる「繭細工」も継承。蚕の世話や繭を使った工作などを通して入谷の伝統工芸を守り続けている。番組では、そんな「入谷打囃子」の練習や学校生活に密着。また入谷の事や将来の夢について児童たちにインタビュー。そして入谷小学校の校歌を、全校児童による斉唱でお届けする。

#123「福島県新地町立 新地小学校」

2019年10月24日(木)放送

今回紹介する学校は、福島県新地町立新地小学校。学校が建つ新地町は、福島県の一番北東に位置する町。古くから教育に力を入れており、明治5年に福島県で最も古い学校「観海堂」が開校したことでも知られている地域。現在でも教育に対する意識は高く、町を挙げて「ICT教育」に取り組んでいる。新地小学校でも全校児童が1人1台ずつタブレットを持って学校生活を送っている。さらに力を入れているのが1年生から始める「食育」。給食はもちろん普段の生活においても、栄養バランスを考えて食事をとるなど、その教育は児童たちに浸透している。番組ではそんな「ICT教育」や「食育」のこと、さらに将来の夢について児童たちにインタビュー。そして新地小学校の校歌を、全校児童による斉唱でお届けする。

#122「岩手県山田町立 山田北小学校」

2019年10月17日(木)放送

今回ご紹介する学校は、岩手県山田町立山田北小学校。岩手県の三陸沿岸、海と山に囲まれた町「山田町」。そんな自然豊かな町に建つ山田北小学校だが、残念なことに今年度一杯で、その歴史に幕を下ろす。来年度からは6校が統合して新しい学校としてスタート。学校で代々伝承されているのが、古くから山田町に伝わる「関口剣舞」。12世紀頃、出陣の士気を鼓舞するために始まったといわれるこの剣舞を、学校では1年生から学び始める。さらにPTAやOBからなる「おやじの会」の皆さんが様々なレクリエーションを企画して児童たちに自然の素晴らしや故郷の歴史を伝えている。番組では、そんな「関口剣舞」や「おやじの会」のレクリエーションのこと、さらに将来の夢について児童たちにインタビュー。そして閉校と共にその歴史を閉じる山田北小学校の校歌を、全校児童による2部合唱お届けする。

#121「宮城県七ヶ浜町立 松ヶ浜小学校」

2019年10月10日(木)放送

今回ご紹介する学校は、宮城県七ヶ浜町立松ヶ浜小学校。仙台市街から30分程のところにある海に囲まれた町「七ヶ浜町」。名前の通り七つの浜からなるこの町は、やはり美しい海や豊富な海産物が自慢。そんな七つの浜のひとつ「松ヶ浜」に建つのが「松ヶ浜小学校」。学校では「松小太鼓」という伝統芸能が盛んだ。とても難しい動きやリズムに最初は戸惑うものの、6年生になる頃には堂々と披露できるそうだ。番組では、そんな「松小太鼓」のことや学校で頑張っていること、将来の夢について児童たちにインタビュー。授業風景など松小の学校生活に密着。そして松ヶ浜の自然を歌った校歌を、全校児童による斉唱でお届けする。

#120「岩手県岩泉町立 釜津田小学校」

2019年10月3日(木)放送

今回ご紹介する学校は、岩手県岩泉町立釜津田小学校。学校が建つ釜津田は岩手県北上高地の一番山深いところにある町。そんな大自然に囲まれた釜津田小学校では、自然を通して様々な学習を行っている。学校のすぐ側には「学びの森」という学校専用の森があり、入学すると「私の木」として自分の木を決め、小学校、中学校とその木を見守っていく。さらに年に一度、牛の放牧によって出来たという「櫃取湿原」へ見学に出かける。地域のガイドの方に木や植物のことを聞きながらの遠足は学校の一大イベント。番組ではそんな「学びの森」や「櫃取湿原」への感想、さらに将来の夢について児童たちにインタビュー。そして釜津田小学校の校歌を、全校児童による斉唱でお届けする。

#119「福島県田村市立 滝根中学校」

2019年9月26日(木)放送

今回ご紹介する学校は、福島県田村市立滝根中学校。滝根町の自慢はなんといっても「あぶくま洞」。およそ8000万年という歳月をかけて創られた全長600mの洞窟では、種類や数が東洋一ともいわれる個性豊かな鍾乳石を見ることができる。そんな観光の町としても知られる町に建つ滝根中は、地元ならではの行事が盛ん。それは福島の郷土料理でもある「芋煮」を楽しむ会。地元の食材を中心に、みんなで作る「芋煮会」は、毎年 体育祭の後に行われ、生徒達の結束がより高まるそうだ。番組では、そんな芋煮会のことや学校で頑張っていること、将来の夢について生徒たちにインタビュー。授業風景や部活動など滝根中の学校生活に密着。そして、滝根町の自然を歌った美しい校歌を、全校生徒参加の二部合唱でお届けする。

#118「宮城県山元町立 山下第一小学校」

2019年9月19日(木)放送

今回紹介する学校は、宮城県 山元町立 山下第一小学校。学校が建つ山元町は東には海、西には山がある自然豊かな町。名産品も「ほっき丼」や「はらこ飯」「イチゴ」「りんご」と海の幸も山の幸もあるのが自慢。そんな山元町にある山下第一小学校では、毎年オリジナルのカレンダーを制作しているそうだ。6年生を中心に全校生徒が参加して、その年の干支をデザイン。地域に暮らすご高齢者の方に配って歩く。作るときは苦労するものの、配った先で「毎年楽しみにしている」など温かい言葉をもらい、児童たちはやりがいを感じている。さらに昔から盛んなのが鼓笛隊。運動会や交通安全講習で披露される演奏は、代々受け継がれている本格的なパフォーマンス。番組ではそんな鼓笛隊への想いや、オリジナルカレンダーについて児童達にインタビュー。そして山下第一小学校の校歌を、全校児童による斉唱でお届けする。

#117「岩手県山田町立 荒川小学校」

2019年8月29日(木)放送

今回ご紹介する学校は、岩手県山田町立荒川小学校。山田町の山間にある荒川は、古くは繭の生産地として知られ、村に伝わる荒川念仏剣舞は、天正11年頃から荒川地区に伝わる伝統芸能。そんな歴史有る荒川地区に建つ荒川小学校は、残念ながら今年度で143年の歴史に幕を下す。現在24名の児童たちは、荒川小学校の最後の児童として、この1年を明るく楽しく、大事に過ごすと決意表明してくれた。番組では、そんな荒川小の学校生活に密着。さらに閉校となる学校への想いや、将来の夢などをインタビュー。そして、閉校と共に歴史の1ページとなる、荒川小学校の校歌を、全校児童と収録のことを聞きつけて集まってくれた、地域の皆さんと一緒にお届けする。

#116「福島県広野町立 広野中学校」

2019年8月22日(木)放送

今回紹介する学校は、福島県 広野町立 広野中学校。学校が建つ広野町は温暖な地域で、みかんが実る北限の地としても知られている。そんな広野町は震災による原発事故の影響で、全町避難地域に指定され、広野中学校も内陸の学校への避難を余儀なくされた。その後 町は帰還可能になったものの、諸事情により広野中学校は広野小学校の校舎で学校生活を再開。そして今年、ようやく 本校舎に戻ることができた。また震災の時には幼く町の事をあまり知らない生徒のために、映像制作を通して、故郷について学習しているそうだ。生徒達が取材のテーマや取材先、カメラなども担当し1本のドキュメントを制作するこの課外授業は、とてもやりがいがあるそうだ。番組ではそんな映像制作への想いや、将来の夢について生徒達にインタビュー。そして広野中学校の校歌を、全校生徒による斉唱でお届けする。

#115「宮城県山元町立 山下第二小学校」

2019年8月1日(木)放送

今回ご紹介する学校は、宮城県山元町立山下第二小学校。東日本大震災の被害を大きく受けた山元町。山下第二小学校の校舎も被災し、平成28年、内陸に場所を移して新しい校舎が建った。木の温もりが感じられるオシャレな校舎は、グッドデザイン賞を受賞した自慢の校舎。広々とした教室や中庭、児童たちも大好きな図書スペースや読み聞かせスペース、そして「おもいで広場」には旧校舎の思い出の品々が並ぶ。番組ではそんな校舎のお気に入りの場所や将来の夢について児童たちにインタビュー。さらに山下第二小学校の校歌を、全校児童による斉唱でお届けする。

#114「岩手県大船渡市立 盛小学校」

2019年7月25日(木)放送

今回ご紹介する学校は、岩手県大船渡市立盛小学校。大船渡市の盛町は三陸鉄道の南の玄関口として知られる町。盛小学校では、復興のシンボルともなっている三陸鉄道を通じて、町の歴史や津波の恐ろしさなどを学び、学級新聞にして発表もしている。震災時の三鉄の被災状況や復興への歩み、釜石の鉄の歴史、明治時代に起きた大津波の記憶など、その記事の内容は大人が読んでも感心するほど。そして取材スタッフをなによりビックリさせたのは、盛小の児童たちの元気の良い挨拶。番組では、そんな明るく元気な盛小の学校生活に密着。さらに三鉄の課外授業の感想や将来の夢などをインタビュー。そして、校舎のシンボル的存在の大階段で2部合唱による盛小学校の校歌を全校児童でお届けする。

#113「宮城県塩竈市立 玉川小学校」

2019年7月18日(木)放送

今回ご紹介する学校は、宮城県塩竃市立玉川小学校。宮城県のほぼ中央に位置する塩竃市。その住宅地として栄えたのが玉川地区。取材時、玉川小学校では学校全体である踊りの猛練習中。その踊りとは、塩竃市が市をあげて広めている「よしこの塩竈」という踊り。「塩竈みなと祭り」という夏祭りのイベントで、年齢を問わずグループ単位で参加する大会があり、玉川小学校はその大会で現在2連覇中。3連覇へ向け高学年はもちろん低学年の児童も、上級生の丁寧な指導の下、必死に踊りを憶えている。番組ではそんな「よしこの塩竈踊り」の練習に密着。さらに大会への思いや将来の夢について児童たちにインタビュー。そして玉川小学校の校歌を、全校児童による斉唱でお届けする。

#112「福島県葛尾村立 葛尾小学校」

2019年7月4日(木)放送

今回ご紹介する学校は、福島県葛尾村立葛尾小学校。葛尾小学校が建つ葛尾村は、東日本大震災による原発事故で避難を余儀なくされた地域。昨年、ようやく葛尾村での学校生活が再開できた。そして今年の3月には、葛尾村に帰還して初となる卒業式が行われた。現在、葛尾小学校の全校児童は7名。卒業する6年生は1名だった。人数が少ないだけに、在校する児童はもちろん村を挙げての温かい卒業式が行われた。番組では、そんな卒業式の練習や葛尾小の学校生活に密着。卒業式への想いや、帰村後に始まった村の探検授業、そして将来の夢についてインタビュー。また桜の名所として知られる、葛尾村の美しい桜並木も見どころの一つ。さらに葛尾小学校の校歌を、全校児童7名による元気な歌声でお届けする。

#111「岩手県釜石市立 鵜住居小学校」

2019年6月27日(木)放送

今回ご紹介する学校は、岩手県釜石市立 住居小学校。釜石市といえば昔からラグビーの町として知られ、今年行われる「ラグビーワールドカップ2019」では、鵜住居町の「釜石鵜住居復興スタジアム」が会場の一つとして選ばれている。このスタジアムの場所は元々、東日本大震災で被災した鵜住居小学校、釜石東中学校の旧校舎が建っていた跡地。それだけに児童や保護者、卒業生にとっては、スタジアムが「復興のシンボル」の一つとなっている。そんな鵜住居小学校では、昔から防災教育に力を入れており、震災の際も日頃の教育が生かされ、児童たちは自分たちでしっかり考え避難をしたため、学校にいた児童は一人の犠牲者もなく「釜石の奇跡」として話題になった。番組ではそんな防災教育の事やラグビーワールカップへの想い、そして将来の夢について児童たちにインタビュー。さらに鵜住居小学校の校歌を、全校児童による斉唱でお届けする。

#110「福島県南相馬市立 金房小学校・鳩原小学校」

2019年6月20日(木)放送

2回に分けてお送りする福島県南相馬市小高区にある4つの小学校。今回紹介するのは、南相馬市立 金房・鳩原小学校。小高4校は、東日本大震災による原発事故の影響で、避難を余儀なくされ、平成28年度 仮設校舎にて4校の合同運営を開始。平成29年度にようやく故郷の小高区に戻って4校一緒の学校生活をスタートさせた。「小高小学校」「福浦小学校」「金房小学校」「鳩原小学校」と名前は4校で分かれているが、児童たちはとても仲良く学校生活を送っている。番組では、今回紹介する金房小と鳩原小の児童に、学校で頑張っていることや、将来の夢などについてインタビュー。また全校児童が4つの小学校 それぞれの校歌を歌えるということで、今回は金房小学校、鳩原小学校の校歌を、全校児童による斉唱でお届けする。

#109「宮城県石巻市立 鮎川小学校」

2019年6月13日(木)放送

今回ご紹介する学校は、宮城県石巻市立鮎川小学校。学校が建つ鮎川は牡鹿半島の先端に位置する町。古くは捕鯨の町として栄え、その繁栄振りは、鮎川に無いものは無いと言われるほどだった。そんな鮎川には年に一度のビッグイベントがある。それは鮎川小学校で行われる運動会。毎年、大漁旗がたなびく会場で児童や保護者はもちろん、地域の皆さんも参加して行われる大運動会は、地域にとっても大切な行事。今年も晴天に恵まれ、町をあげての大運動会が開催された。番組ではそんな鮎川小の大運動会や学校生活に密着。最後の運動会にかける6年生の思いや、将来の夢についても聞いてみた。さらに、鮎川小学校の校歌を、全校児童による斉唱でお届けする。

#108「岩手県陸前高田市立 高田小学校」

2019年5月30日(木)放送

今回ご紹介する学校は、岩手県陸前高田市立高田小学校。学校が建つ陸前高田市は、東日本大震災で大きな被害を受け、大規模なかさ上げ工事を実施している地域。ようやく工事も終盤を迎え本格的な街づくりがスタートした。高田小学校もその街づくりの一環で、より高台の場所に新校舎を建設中。卒業を控えた6年生は「慣れ親しんだ校舎に別れを告げるのは寂しいが、この校舎での最後の卒業生になれるので思い出に残る」と校舎への思いを語ってくれた。また高田小では震災後に始まった「感謝の会」という行事をとても大切にしている。これは日頃お世話になっている保護者や街の方々に感謝の想いを伝える行事で、街の方々も毎年この「感謝の会」を楽しみにしている。番組ではそんな「感謝の会」への想いや将来の夢などを児童たちにインタビュー。また高田小学校の校歌を、5・6年生の児童による斉唱でお届けする。

#107「福島県南相馬市立 小高・福浦小学校」

2019年5月23日(木)放送

今回ご紹介する学校は、福島県南相馬市立小高・福浦小学校。学校が建つ南相馬市の小高区は、東日本大震災による原発事故で避難区域となった地域。地域にあった小学校4校は、それぞれ避難先を変えながら平成28年度 仮設校舎にて4校の合同運営を開始。平成29年度にようやく、故郷の小高区に戻って、現在の小高小本校舎での4校合同運営を開始した。「小高小学校」「福浦小学校」「金房小学校」「鳩原小学校」と名前は4校で分けているが、学校生活はもちろん一緒。児童たちは「友達が増えた」「イベントが盛り上がる」など、児童数が増えたメリットを教えてくれた。番組では、そんな4校の学校生活や将来の夢を児童たちにインタビュー。また今回は番組初の4校同時取材ということで、2回に渡り小高区の4校を紹介。初回は小高小学校、福浦小学校の校歌を、全校児童による斉唱でお届けする。

#106「宮城県気仙沼市立 唐桑小学校」

2019年5月16日(木)放送

今回ご紹介する学校は、宮城県気仙沼市立唐桑小学校。学校が建つ唐桑半島は、宮城県の沿岸北部に位置し、海も山もある自然豊かな地域。唐桑小学校では、そんな地域ならではの海洋教育が盛んだ。世界でも珍しい学校所有の牡蠣いかだがある唐桑小では、牡蠣養殖の作業行程を4年生から6年生まで3年間かけて学ぶほか、1,2年生は鮭の稚魚の飼育と放流、3年生ではワカメの養殖の学習をする。番組では、そんな海洋教育の感想や、唐桑小での学校生活、さらに将来の夢などを児童にインタビュー。また唐桑小学校の校歌を全校児童による斉唱でお届けする。

#105「岩手県大槌町市立 吉里吉里学園小学部」

2019年5月9日(木)放送

今回ご紹介する学校は、岩手県 大槌町市立 吉里吉里学園小学部。吉里吉里学園は校舎が別々の分離型小中一貫校で、小中一緒の行事も多くあるという。吉里吉里小のある、大槌町は作家・井上ひさしが愛した町としても知られている。町にはあの大人気テレビ人形劇「ひょっこりひょうたん島」のモデルとなったといわれる「蓬莱島」があり、地元の方たちに親しまれている。さらに「吉里吉里」という地名も小説「吉里吉里人」の舞台となっている。そんな珍しい「吉里吉里」の地名の由来は、諸説あるようだが、番組内でそのいくつかを児童たちが教えてくれる。番組ではその他、地域の伝統芸能や将来の夢などを児童たちにインタビュー。また吉里吉里学園小学部の校を、全校児童による斉唱でお届けする。

#104「福島県川内村立 川内小学校」

2019年5月2日(木)放送

今回ご紹介する学校は、福島県川内村立川内小学校。学校が建つ川内村は、東日本大震災による原発事故で全村避難となった地域。幸い放射線量が少なかったため、翌年には川内村で学校生活を再開できた。そんな川内小学校の校舎は木のぬくもりが温かい、平屋のオシャレな校舎。児童たちも隠れ家的スペースの「デン」や、畳敷きの「図書室」などお気に入りの場所で楽しく学校生活を送っている。また川内小では他県との交流も盛んで、長崎大学や北海道の士別市の学校などお互いに行き来して交流を深めている。番組では、そんな川内小での学校生活や、他県との交流、そして将来の夢について児童たちにインタビュー。また川内小学校の校歌を、全校児童による斉唱でお届けする。

#103「宮城県登米市立 津山中学校」

2019年4月18日(木)放送

今回ご紹介する学校は、宮城県 登米市立 津山中学校。学校が建つ津山町は、町面積の約85%が森林だという杉の名産地。学校ではそんな町の特徴を生かして、木工の授業に力を入れている。学校の近くにあるテーマパーク「津山もくもくランド」の方に指導してもらい、お皿などの木工細工作りに全校生徒が挑戦した。そして番組が取材した2月には、在校生主催の3年生を送る会が開催されていた。番組では、そんな笑いと感動溢れる3年生を送る会の模様に密着。さらに木工細工の体験談や将来の夢などを生徒にインタビュー。また伝統の歌い方があるという津山中学校の校歌をお届けする。

#102「岩手県陸前高田市立 高田東中学校」

2019年4月11日(木)放送

今回ご紹介する学校は、岩手県 陸前高田市立 高田東中学校。東日本大震災の被害を大きく受けた陸前高田市。震災から8年が経ち、被災地最大規模といわれる町のかさ上げ事業もようやく目処が立ってきた。そんな陸前高田市にある高田東中は、平成28年12月に新校舎が完成し、翌年からその新校舎での学校生活がスタートした。校舎の窓から陸前高田の海を望む素敵な校舎は、生徒たちも大のお気に入り。さらに以前は仮設住宅で一杯だった校庭も現在では自由に使えるようになり、様々な行事で生徒たちは汗を流している。番組では、そんな新校舎での学校生活や海での課外授業、そして将来の夢などを生徒にインタビュー。また高田東中学校の校歌を、全校生徒による斉唱でお届けする。

#101「福島県川俣町立 山木屋中学校」

2019年4月4日(木)放送

今回ご紹介する学校は、福島県川俣町立山木屋中学校。学校が建つ山木屋地区は、東日本大震災による原発事故で避難区域に指定され、山木屋中は、同じ川俣町にある川俣中学校の4階に移し学校生活を送っていた。そんな山木屋中が昨年4月、7年ぶりに山木屋の地に戻ってきた。リニューアルされた小・中一緒の校舎での新しい学校生活。学校関係者はもちろん地域の皆さんも念願の再開だった。番組では、そんな山木屋地区で学校生活や、昔から続く田んぼスケートリンク、そして将来の夢について生徒たちにインタビュー。また山木屋中学校の校歌を、全校生徒による斉唱でお届けする。