羽地内海で起きた作業船の火災で、火災直後に船から複数人が海に飛び込む姿を住民が目撃していたことがわかりました。作業船は名護市辺野古の埋め立て工事への参入を巡りトラブルになっていた船で名護海上保安署と警察が火災の原因を調べています。

本島北部の羽地内海に停泊していた大型の作業船が炎上し、発生から21時間あまりがたった26日正午過ぎに鎮火しました。

沖縄テレビの取材に応じた住民は火災直後の船から複数人が海に飛び込む姿を目撃したということです。

「船の上で2人が大声出して何か言っているわけ。船を見たら煙が出ているわけ、おかしいなと思って見ていた。海に飛び込むわけ2人。(別の目撃者は)びしょびしょに濡れている人が4人行きよったよと言って、(船に乗っていたのは)6人は間違いないね。」

海に飛び込んだ人物らが乗ろうとしていたというゴムボートは、この日の岸に流れ着いていました。

火災が起きた作業船は名護市辺野古の埋め立て工事への参入を持ちかけられた埼玉県の運送会社が県内の海運会社からおよそ5億円で購入したものです。しかし船が稼働できる状態ではなかったため、3年前から放置され、所有権を巡る裁判にもなっていました。

この間、地元の漁協も油漏れや火災を懸念し名護海上保安署や今帰仁村と去年11月から船の移動や撤去、燃料の抜き取りについて協議を続けてきましたが、なんら進展のない中で起きたのが今回の火災でした。

名護海上保安署と警察は船の内部を調査するなどして今回の火災を事件・事故の両面から捜査を進めています。