来春閉校の鶴居村の小中学校でプロ音楽家が演奏

来春に閉校を控える鶴居村の小中学校で、子どもたちに最後の思い出をつくってもらおうと、プロの音楽家が演奏を披露しました。

鶴居村の幌呂小学校と幌呂中学校は児童・生徒の減少で来年3月に閉校します。
22日は、子どもたちに最後の思い出をつくってもらおうと、鶴居村在住の指揮者、石川征太郎さんのほか、国内外で活躍するバイオリン奏者やオペラ歌手が、幌呂小学校を訪れ、小中学生14人に演奏を披露しました。
会場ではまず、普段触れる機会が少ないバイオリンやチェロなどが紹介されました。
そしてアニメの曲や童謡の『もみじ』などなじみの深い曲に続いて、両校の校歌が演奏され、子どもたちは演奏に合わせて思い思いに校歌を口ずさんでいました。
中学2年生の女子生徒は「普段触れ合うことがない楽器に迫力を受けた。閉校自体は寂しいが、最後に校歌をアレンジして演奏してもらい、楽しい思い出になった」と話していました。
石川征太郎さんは「閉校を前に素敵な演奏家たちと一緒に歌った思い出が子どもたちに残ってくれたら嬉しい」と話していました。

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