また非課税世帯にばら撒きをしようとしている!しかも働く世帯の減税をしたら財源が無くなるとか言う一方で、非課税世帯へのばら撒き財源は十数兆円がすぐ見つかる!おかしいだろ!そこで今日はハイエク(経済学者)を紹介して、ばら撒き経済が必ず破綻する理由を説明する!
ハイエクは、ノーベル経済学賞を取った人じゃ。1944年に「隷属への道」という本を書いて、政府によるバラマキが何故失敗するのかを説いた。
それは「市場の情報」を政府が知らないからだ!
例えばな、ジーパンあるじゃろ。
あれ、1930年代のボッロボロの穴だらけのが、なんかビンテージいうて数十万円するのがある。
しかし、ジーパン愛好家にしかその「価格」がわからない。
ワシからみたらただの汚い古着じゃ。だから、捨ててしまうか雑巾にしてしまう。
これは官僚から見ても同じじゃ。
ビンテージジーパンの適正価格は、専門家にしかわからない。専門家以外が評価すると、市場での正当な取引の機会が失われてしまう。
政府による市場介入というのは、これをいたるところでやってしまう。
今回、非課税世帯にお金をばら撒くといっても、預金や株券時価総額が数億円あって、収入を必要としない非課税世帯にもばら撒くわけじゃ。
ほか、持分会社を経営して、生活のほぼ全てを経費にして申告している人とか、さまざまなライフスタイルがあるわけじゃ。
つまり、政府は「支援金が欲しい人」と「特にいらない人」という市場の情報を知らないわけだ。
この状況でお金をばら撒くと、ばら撒かれたお金は預金として眠るわけだ。
だから、貧困で生活がやばい人が申告して受給するやり方が望ましいが、そうすると事務が膨大となり、申告を審査する余力もない。
こうしていたずらに予算が減っていくわけだな。
ばら撒きをしたいならば非課税世帯ではなく、障害者世帯とかにしろ!
加齢でなんか障害があれば間違いなく経済的問題が発生しているからな。それを支える家族にも。
健康なら働ける!
一方で、政府の市場介入が成功する場合がある。ケインズの考えじゃな。
これは政府が「市場の情報」を知っているときだ。
例えば日本は第二次世界大戦後、焼け野原になった。だから、市場が欲しているのは衣食住だな。決してビンテージジーパンとかではない。
衣食住なら、政府は公営住宅をバンバン建てて繊維と稲作に公金をぶち込めばいい。
いまキラキラしてる表参道ヒルズは昔、公営住宅だった。戦後の極貧を耐え、地域を活性化させその目的を果たしたから民間に売却されたんだな。
表参道ヒルズのすぐ裏にはまだ神宮前団地といい、敷地内で勝手に畑を作ってるやばい感じの団地があったぞ。ここも役割をおえつつあるな。
つまり、市場の需要が単純だと政府は把握できるし、複雑だと把握できないわけだ。
市場の情報の単純化と複雑化はなんで分かれるか?
戦争か平和じゃ。
戦争になれば、「飲んでも死なない水が欲しい」という需要に単純化するが、平和だと水の産地や硬度や温度など需要がめちゃくちゃ細分化するので、把握不可能になる。
ケインズ政策は第二次世界大戦中のアメリカで大活躍したが、それはナチスと日本を倒したいという単純な需要に答えるため、武器弾薬の製造に公金が投入されたからだ。
ここ30年の日本では、色々と公的資金があらゆる領域に投入されたがことごとく経済政策として成功の評価を得ていないのは、平和で需要が細分化され、的外れな資金投入をしているからだ。
非課税へのばら撒きとかな!
アホばっか政治をしとるからだ!
好景気になれば社会保障料もガッポガッポ入り、ジジババの年金支給額もアップできる!
ワシが政治をしたら1発で日本を好景気に出来るぞ!
武器輸出の完全解禁だ!
知らない人も多いが、すでに日本製ライフルや弾丸は輸出され、ウクライナ戦線にも投入されている。
世界は日本の武器弾薬を三八式歩兵銃の時代から信用している。日本製の弾薬は最高水準じゃ。ここで、弾薬砲弾軍用車両に無線誘導弾、地雷、自爆ドローンを輸出解禁してみろ。日本経済は好景気になる!
というわけで、市場の情報を知らない政治の経済政策は必ず失敗する!
みんなの意見を聞かせてね!
ところで私が書いた『われ、正気か!』という本は、経済と戦争の歴史的背景をわかりやすく、地元の言葉、広島弁で解説した。これからの日本が復活する処方箋がある!
読んで深く知り一緒に日本を守ろう!
amzn.to/3Non9Kv
写真は、アイス食べてるわたし!乾いていたらどんなアイスでも欲しいが、そうでなければ「ストロベリーじゃなきゃいらなーい」となるじゃろ。それが市場の情報じゃ!
本を既に読んだ人も電子書籍版をスマホに入れて応援してね!
お出かけ時も常に橋本琴絵と一緒じゃ!
amzn.to/3Non9Kv