「人そのものを売る」時代が生んだ新たな政見放送 有権者どう臨む?

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 選挙の候補者がテレビ上で政策を訴える政見放送には、昔から、選挙活動とは言いがたい内容のものも少なくない。近年は、政党が自前の映像を持ち込むケースにも、そうした傾向が出始めている。

 4月の統一地方選後半、衆院千葉5区の補選でもそんな政見放送があった。

 4月20日午前6時すぎ、NHK総合。

 「政党が自ら制作して提出したものをそのまま放送します」

 アナウンスの後に、同補選に候補者を立てた政治家女子48党(旧NHK党)の政見放送が流れた。政見放送は1996年から衆院選で、2018年からは参院選でも、政党などが自前で映像を持ち込めるようになっている。

 「ジャニーズには全て学んだ。親みたいでもあるんで、ジャニーさんは。性的なことは嫌だったけど、感謝はすごいある」

 画面に映ったのは、候補者本人ではなく、元ジャニーズJr.の男性だった。

NHK職員「やるせない感じだよ」

 放送は9分弱。多用される効…

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    岩尾真宏
    (朝日新聞名古屋報道センター長代理)
    2023年5月18日11時0分 投稿
    【視点】

     思いも寄らぬ意見に触れることがある政見放送が大好きで、選挙権を得る前から熱心に見ていました。特に、「『開星論』のUFO党」はじめ、「日本愛酢党」や「モーター新党」など、いわゆる「ミニ政党」が繰り出す主張は多種多様あり、世の中には学校では教

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