古い小説を読むと、たかだか100年で日本は別の国かと思うくらい変わっていると分かる。現代の娯楽作品に現在の価値観が反映されているのは当然だが、同様に大正15年の作品には大正15年の、昭和30年の作品には昭和30年の価値観が反映されている訳で、それを修正することは百害あって一利なしだろう。
日下三蔵
日下三蔵
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日下三蔵
@sanzokusaka
1968年生まれ。ミステリ・SF評論家。フリー編集者。アニソン研究家。
Joined January 2015
日下三蔵’s posts
私の許さない表現は社会から排除しろ、と主張してくる人たちに危機感を覚えてずっと反論してきたけど、今回、女性にも子供にも外国人にも人気のあるキズナアイを標的にしてくれて良かったよ。子供のためとか女性の総意だとか外国では許されないとかの権威付けの常套句が嘘っぱちだと明白になったから。
統一教会について「問題のある団体だが(現時点では)合法」と述べた弓月光さんに対して、「擁護するのか」「容認するのか」「肩を持つのか」「認識が甘い」と噛みついている人たちの「日本語の読めなさ」「話の通じなさ」が恐ろしいな。「問題ないというのか」ってまったく逆のこと言っちゃってるし。
週に100本以上アニメを録画しているけど、女性キャラのおっぱいが大きくてバインバイン揺れるような作品は全体の1割もないから、「嫌でも目にするほど表面化してきている」のではなく、「そういう作品ばかりを好んで見ている」としか考えられないんですよねー。 x.com/4garaki_Tanuki
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いまテレビで流れたアベノミクスの解説、富裕層を優遇することで社会全体に富を行き渡らせる、としてシャンパンタワーのイメージ映像が映ってたけど、シャンパンが下まで垂れてくるのはグラスの容量を超えたら零れるからであって、制限つけなきゃ上の奴らが無限にシャンパン呑むだけやろ。アホなのか?
文藝春秋の筒井康隆さんインタビュー
①小説は時代を映す鏡であるから、価値観が変わって表現が古くなっても過去の作品を改変・封印するな
②人でも物でも批判は自由だが、最低限、社会に存在することだけは認めよう、気軽に抹殺を要求するな
普段からの俺の主張そのままで最高。さすが筒井さん。
日本の創作を世界で売りたいなら世界の基準に合わせろ論者の人たち、せっかく独自の商品持ってるのにフランチャイズのチェーン店になれば儲かるぞ、レベルの考えなしにしか見えんなー。旅先でも地元の名物料理じゃなくてマックや吉牛ばっかり食べるんかな? >RT
これ、私も不思議だったんですが、どうも世間には、差別や暴力を描いた作品や言葉を無くすことが差別や暴力を無くすことに直結する、と考える人がいて、その人たちからすると、そういう理由で作品を抹殺するな、と主張する私は、差別や暴力を肯定・擁護するとんでもない奴、ということになるようです。
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威岡公平
@Kouhei_Takeoka
日下三蔵氏、具体的に何言ったんだよ
ラブドール規制論者から「キモいから」「こんなものを愛好しているヤツが世の中にいると不安だから」以外の根拠が一切出てこないのに呆れる。ラブドール愛好家であろうと、なかろうと、こんな運動を肯定しては、絶対にダメでしょう。ド直球の差別以外のなんだというのか。いい加減にしてくれ。
おっ、意外と知られていない? 江戸川乱歩は作品発表の場を失い、横溝正史は捕物帳、大阪圭吉はスパイ小説と周辺ジャンルへの転向を余儀なくされました。詳しくは乱歩の自伝『探偵小説四十年』の戦時中の項目などを参照してみてください。善意の大衆による「自主規制」は容易く作品を葬り去るのです。
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吉本たいまつ 

@taimatsu_torch
ミステリは戦時中に密告と忖度で一度壊滅したのですか。これは重要な情報です。 x.com/sanzokusaka/st
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結局、どう理屈をつけようと、不愉快だ、許せない、気持ち悪い、という感覚の問題でしかないのだから、そうですか、我々はそう感じませんので、と一蹴すればいいのだ。彼らの感覚に従わなければならない義務は誰にもない。「誰かが不快に思うもの」をすべて排除していたら、文化は滅亡してしまう。
膨大な駄作や凡作の中から一握りの傑作が生まれる。高い山ほど裾野が広い。不快な作品を規制すれば綺麗な傑作だけが残る派の人は、この原理原則が理解出来ていない。当たりの宝くじだけ売ってくれ、と要求してくるバカと同じです。
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mash@十番町の会
@pipechair
「駄作や凡作や珍作が生まれないように、不快なモノが出てこないように、強く規制すれば傑作が生まれる」論者って常に一定数現れるんだけど、「駄作や凡作や珍作は悪であり、表現は常に素晴らしいなにかでなければいけない」という呪いとかドグマとか、そう言うのに縛られてるんだろなと
良くないフィクションに触れた人は差別主義者や性犯罪者になり、正しいフィクションを好む人は立派な人物、という感覚を頑なに信じている人たちの、よく言えば素朴、悪く言えば浅薄な人間観、手塚治虫のマンガを校庭で焼いたり「ハレンチ学園」の連載中止を要求した時代から一歩たりとも進んでないな。
泡坂妻夫さんにうかがった「手品を見る時にタネを探そうとしてはいけません。不思議な現象そのものを楽しむのがコツです」という言葉は他のことにも言える。作品の粗を探して得意になってるマニアは読者・視聴者としては二流。粗など分からず楽しむ初心者や分かった上で楽しむ熟練者の方がずっといい。
「巨乳が必要ない場面」って凄いな。先日やり取りした広告否定派の人も広告に使用された写真を「エロ画像」と言ってて唖然としたが、あの人らにとっては「巨乳の必要な場面」=「エロを強調したい時」で、それ以外の場所に巨乳女性が出てくるのは「場違い」なんだな。とんでもねー差別者たちだ。>RT
物置から90年代後半から2000年代のエロマンガ誌が大量に出てきたけど、持ち切れないので処分します。ラッツ、ドルフィン、ウィンクル、ばんがいち、CANDY TIME、スーパーロリポップなど。特定の号を探してる方はお譲り出来るかも知れないので、ダメ元のつもりでご連絡ください!
物置からサルベージしてきたラノベ文庫約1200冊の山。80年代~2000年頃までに出たもので、半分強を処分したいが、まとめて引き取ってくれる人はいないかな……。
京都ヨドバシの件、「日本人にしか売りません」という第一報がガセだったとわかった後も、「これは差別だ!」という怒りを修正できない人が多くて怖い。他人を批判するなら正確な情報に基づいてやろうよ。俺を怒らせるような誤解を招くようなことを言ったやつが悪い、じゃ差別サイドと変わらんでしょ。
ヴィーガンの二階堂ふみがモンゴルロケで食べられるものがなくて困った、というニュースに「そこらへんの草でも食わしておけ!」とコメントしている人がいて笑ってしまった。
ゴールデンカムイのバランス感覚を褒めるのはいいんだけど、少女を性的搾取していない「から」素晴らしい、みたいな感想見ると嫌な気分。ズートピアの人種や人権に配慮している「から」素晴らしい、の時も思ったけど、それ、キャラメルの箱のデザインだけを褒めて味について何も語ってないよね。 >RT
今はエロが槍玉に上がっていますが、その次はミステリ(犯罪の描写)やホラー(残酷描写)の内容に文句をつけてくるのは表現規制の歴史から容易に想像がつくことですから、反対に回らざるを得ません。一般読者ならともかく、出版に携わる業界人で、その危機感がない方はノンキ過ぎると思っています。 t.co/dgCPAe6w6i
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こんな作品は社会に必要ないとか、この作品にエッチな描写は必要ないとか、巨乳キャラは必要ない、とか言ってくる人たちには、あなたは一体どんな「必要」があって社会に存在しているんですか? と訊いてみたい。
何を言ってるんだ!? 「何とかやってこれた」のではなく、「やれなかった」本は絶版となり消えていったから見えてないだけ。今回も同じことが起きるって話。 t.co/XTpwbhj0Ci
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池澤春菜さんは水木しげる漫画大全集の「河童の三平」の巻に解説書いてて、編集部は鬼太郎アニメの出演声優としてオファーしたと思われるのに、本文には自己紹介的な言及すら一切なく、ひたすらガチ解説オンリーだったのを見て以来、私は信頼出来る同業者として一目も二目も置いています。>RT
「規制があっても名作は書ける」「規制をはね返すだけの才能や努力が足りないだけ」「規制のあった時代の方が名作が多かった」などと言って表現規制を正当化しようとする馬鹿が表現者の中にもいるが、それ「刑務所に入れられても生きてはいける」「規則正しい生活でむしろ健康的」並みの妄言だからな。
松山せいじ氏は絡んで来た相手に「売れないマンガ家」と煽られ家族まで揶揄されて年収を公開したんだよ。その経緯を無視して「マンガ家が一般人に金の自慢をしている!」と叩く匿名の一般人なうちゃん氏とそれを鵜呑みにして松山氏に罵詈雑言を投げつける信者たち。「恥ずべき」はどちらなのか?>RT
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ラブドールに害がないとは証明できていないのだから規制されるのも仕方ない、などと堂々と主張している作家さんは、ご自分の書いてる作品が社会に悪い影響を与えないことを、まずは証明してから発言すべきでしょう。自分は良くて他人はダメなんて、そんなバカな話があるか。
キモいキモいキモい、こんなキモいマンガが存在するなんて許せない、子供が悪い影響受けたらどうすんだ、表現者の責任をどう考えてる、クレーム入れて連載中止に追い込むぞ!と息巻いてる皆さん、どんなキモい作品でも、誰かが作って売って買って、誰かの生活を支えていることは想像すら出来んのかな。
こちらの議員さん、タレントの服装の自由を擁護したら、いままで潰して来たイラストや表現物との整合性が取れなくなって、苦し紛れに「主体性の有無」などと言い出したけど、どんなイラストや創作物も作者が主体的に作り上げたものであって、庭の雑草のように勝手に生えて来たものはひとつもないやろ。
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@ohtsubakiyuko
主体が誰か、そこに本人の主体性が存在しているかの違いじゃないですか? x.com/skd7/status/16…
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「このエロいイラストは、こう修正すれば問題ない」とか「ジャンプにフェミニズム漫画を載せれば売れる」みたいな主張は「俺が監督すれば巨人は優勝できる」とクダ巻いてる泥酔オヤジの戯言とまったく一緒だよ。いちいち真に受ける方が馬鹿。正義に酔った酔っぱらいどもの相手をするべきではない。
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大正15年の作品なのに支那人を中国人、昭和30年の作品なのに連れ込み旅館をラブホテルに修正するようなことが、かつては行われていたが、これでは過去に対する正しい認識が持てずに徒な混乱を招くだけである。そもそも修正した箇所が10~20年も経てば、また古くなるのだから、たいした意味がないのだ。
共謀罪の時には治安維持法を忘れたのか、日本人は歴史に学ばないな! と嘲笑していた人が自分が許容できない表現を、あらゆる理屈をつけて正当化して狩るという笑えない事態。ナチスの表現規制が何を生んだか、手塚治虫のマンガを校庭で焼いてどうなったのか。まったく「歴史に学んで」なんかいない。
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というか、価値観など時とともに移ろっていくものだ、という認識がない人ほど、「現在ただ今の価値観」などという泡沫のようなものを絶対視して過去の作品をジャッジする行為が不遜であることに気づかない。過去を正しく継承しなければ、より良い未来にはつながらないと思うのですがねえ。
表現には責任が伴う、作品が与える影響について良く考えろ!と主張される皆さん、「そんなマンガ出すな」というご自身の発言については一切責任なんか感じてないし、追及すると、一般人だから、私人だから、出すなと言われてどうすべきか考えるのは作家の方だから、私に責任なんかない!と喚くのよね。
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差別や暴力を描いた作品の存在を肯定することと差別や暴力を肯定することは違う、と私は思うのですが、そうは考えない人もいる。どうしようもない感じです。
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「問題のないもの=合法」「問題のあるもの=違法」という単純な世界線に生きているのかな。「合法」と言った瞬間、「問題はあるが」の前段が消え去ってしまって「問題ないという認識なんですね」と言い出してて恐怖だよ。どっちがカルトなんだ……という感じ。
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もはやエロのことしか頭にないのか、「男はエロを守るために文句つけてくる!」式の罵倒を見ると悲しくなる。SFの人には危機感がないのかも知れないが、ミステリは戦時中に密告と忖度という自主規制の下に壊滅した歴史がある。有害だからと創作物を狩り始めたら、貴方の好きなジャンルも必ず滅びる。
オープンレターの惨状が目を覆うばかりで凄まじいな。チョンボが発覚した時点で適切に対処していれば、まだ傷は浅くて済んだと思うけど、責任感も、社会常識も、論理的思考力も、何もなく、ただただ他罰思考だけを肥大化させた人々がやらかした事件であることが、完全に衆目に晒されてしまっとる。>RT
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キモいなー、こんな物なくても誰も困らねーだろ、愛好している奴が悪い、この世からなくせ、こういう圧力に対して反対の声を上げていくことが、すなわち「文化を守る」ことだと思うよ。現実に誰かの権利を侵害している訳でもないものを、他人が好き嫌いでジャッジして消し去ろうとするのはやめろ。
18禁でもない本を普通に本屋で売ってることに対してまでゾーニングを要求してくるなら、その行きつく果ては「俺が不快に感じるものを俺の目につくところで売るな」であり、「この世に存在するな」であり、「作品そのものを禁止しろ」といっているに等しいでしょう。
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インドのお茶
@seirontea0901
Replying to @seijimatsuyama
ツイ主はゾーニングの話をしてるのであって、作品そのものを禁止しろといってるわけではないと思います。
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俺がこれをいうと必ず「日下三蔵は考え過ぎ」「被害妄想だ」「既に市民権を得ているミステリが規制されるなんてある訳ないだろ」と言ってくる奴がいるが、俺に言わせりゃ君らの楽観主義、危機感のなさ、想像力のなさに辟易するわ。完全に市民権を得ていた喫煙も創作の世界から一瞬で消え去ったぜ。
言論の自由があるから、出てもいない本に対して、タイトル、内容紹介、前評判だけを根拠に出版中止を要求するようなお調子者がある程度いるのは仕方ないが、その中に少なからぬ出版関係者がいるのを見ると絶望しかないな。「悪い本だから出すべきではない」って、それを決めるのは君らじゃないんだよ。
手塚治虫を校庭で焼いた婦人会とまったく同意見の人の実例。田河水泡や横山隆一が第一線の時代には、手塚マンガも「えげつなく」「どぎつい」ものと見なされ、だから焼かれた訳です。そういう「良くない作品」は焚書されるべき、と考える「素朴な感覚」は、今でも社会の中に根強く残っている。
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すぱーきー(微速前進
@spur_absinthe
でも手塚先生の時代から表現のあれこれが変わってきて、もっと普遍的かつえげつなくどぎついものが出てきてますが x.com/sanzokusaka/st…
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これが通れば、世の大多数の人に興味がなく、不道徳とみなして文句のない趣味は、なんだって放逐できる。ポルノがダメ、お色気描写もダメ、殺人の出てくるミステリもダメ、事実に基づかないSFもダメと、いくらでもエスカレートするよ。浄化思想の入り口に立っていることに気づけ。
案の定、真木よう子さんのコミケ参加を叩いて撤回に追い込んだ狭量なオタクは表現の自由の敵、と言い出す人が出てきたか。あれはしきたりを守らぬよそ者は不愉快だから出ていけ、って話じゃない。しきたりを理解しないまま巨額のお金を集めて大量の一見さんを呼び寄せることに対する不安があるんだよ。
政府公認の訪日観光大使に任命されているキズナアイを「社会の大多数の保守的な倫理規範に反する」と断罪するイスラム学者や「脛に傷持つ表象」だから「表に出てくるな」と言い放ったアイヌ研究者、それぞれの専門分野では業績があるのだろうが、知らない話にはついていけずに差別意識ダダ漏れで凄い。
民間人が好き嫌いで何かにクレーム付けるとか、民間企業が損得勘定で商品を選別するのは「ご自由にどうぞ」だが、公権力が特定の商品を置かないよう「お願い」したり、マンガ家に作品を描かないよう「配慮」を求めたりするのは危険だ。そして、これを危険と思わない人がたくさんいるということが怖い。
イザンベール氏が「私はオタクをパプリックエネミーとは言っていません」「デマはやめてください」と苦しい弁解を続けて必死で火を消そうとしているのに、神條氏が「気持ち悪いマンガ読んでおかしな価値観を持ってるあいつらはパプリックエネミー扱いで当然だ!」と後ろから弾打ち込んでて笑った。
田中芳樹さんの『創竜伝』が15巻でついに完結! 1巻が出たのが87年だから33年前か。生きてるうちに最終巻が読めて良かった。田中さん、ありがとうございました~。
『創竜伝』も『銀英伝』も1巻初版は巻数の表記がなかったとか、覚えている人は皆さん五十代以上か。あと装丁が坂野さんでビックリ。
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俺の発言を見て「自分の好きなエロ表現だけを守ろうとしている」としか思わないのか。心底落胆した。好きな表現も嫌いな表現も守るべきなんだよ。自分が読む本、自分の子供に読ませる本は好きに選べばいいが、他人に「これは良くないから読むな」「それが子供のためだ」と押し付けるのは余計なお世話。
テレビをつけたら「徹子の部屋」に平野レミさんが出ていて、徹子さんが「旦那さまはイラストレーターの和田誠さん」と紹介したのに「そう。でも、もうみんな覚えてないでしょ!アハハハ」とかいっててお茶吹きそうになった。いやいや、みんな覚えてますって。
質の低い作品を規制して行けば名作ばかりになると思っているアホがよくいますが、山のような凡作、愚作、迷作があってこそ、一握りの名作、ヒット作が生まれるのだ、ということが理解できないのに呆れます。標高の高さを生むのは裾野の広さ。ちょっと考えれば子供にも解るはず。
誰がどんな作品を作ってもいいし、誰もがそれに対して賛否を表明してもいい。こんな作品を発表するのは許されない!と発言するのも、まあ自由だが、法律や条例に違反しているのでない限り、作者に作品を取り下げる義務はない。作品が面白ければ、的外れな非難の声は、やがて消滅していくだけのことだ。