足し算に比べると、引き算の方が苦手という方は多いのではないでしょうか。
引き算が難しく感じる理由の一つが「繰り下がり」です。
今回は、繰り下がりを含んだ引き算の計算で使える計算テクニックを紹介します!
問題
次の計算を暗算でしなさい。
926−489
まずは自分自身で答えを出してみましょう。
正しい答えを出せるでしょうか。
解説
今回の問題の答えは「437」です。
今回の計算では、次のように工夫して計算をします。
(1)926から500を引く(926−500=426)
(2)426に11を足す(426+11=437)
元の計算は、「489を引く」という計算でしたが、「500を引く」「11を足す」という計算になりました。
同じ引き算でも「500」というキリのいい数にしたことで、暗算でも計算が可能です。
その後の「11を足す」というのは、本来489を引くところ、500を引いているので、引きすぎた11を戻しています。
このように、引く数が100の倍数のようにキリのいい数に近いとき、その数で引き、その後引きすぎた分を足して調整するとすれば、繰り下がりの計算をせずに、答えを求めることが可能です。
数学的な式変形
この計算の工夫は、数学的には次のような式変形を行なっていることになります。
926−489
=926−(500−11)
=926−500+11
まず、「489」を「500−11」と分解しています。
その後、カッコを外して「500を引き、11を足す」としました。
カッコを外す前は「−(500−11)」ですが、カッコを外したことによって「−500+11」と符号が変化していることに注意しましょう。
まとめ
繰り下がりのある引き算は、計算ミスもしやすく、苦手な方が多い問題です。
しかし、少しの工夫をすることで暗算での計算が可能になります。
引き算は日常生活でもよく使うので、ぜひ活用してみてください。
※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」