県立静岡がんセンター がんで死亡の遺族と賠償金支払いで和解
県立静岡がんセンターを受診した63歳の男性が6年前に食道がんが原因で死亡したことをめぐり、遺族らが「がんの疑いがあるという検査結果を医師が見落とした」などと訴えていた裁判で、病院側は過失を認め、1億円の賠償金を支払うことで和解に合意したことを明らかにしました。
県立静岡がんセンターを受診した富士宮市の男性が、6年前に食道がんが原因で63歳で死亡したことをめぐっては、遺族が、「がんの疑いがあるという検査結果を担当の医師が見落とし、治療の開始が遅れた」などと主張して、県と医師に対し、2億円あまりの賠償を求める訴えを起こしました。
この裁判で静岡地方裁判所はことし1月、県などに対し5600万円あまりの賠償を命じる判決を言い渡したのに対し、遺族側は判決を不服として控訴していました。
病院側は食道がんに気付かないまま治療を進めた結果、がんが進行し、死亡した原因につながった可能性が高いとして過失を認め、1億円の賠償金を支払うことで和解に合意したということです。
県立静岡がんセンターの小野裕之病院長は「亡くなられた患者に心よりご冥福をお祈りします。また、多大な心痛をおかけしたご家族に心からお詫び申し上げます。大変申し訳ありませんでした」と謝罪しました。