まず僕の感覚では、知事が自分にかかわる怪文書を受け取った時点で内部告発成立です。しかも文書の内容が全くの事実無根ではありませんでしたし。
僕ならそのような一部事実を含む怪文書を手にしたなら、自ら公益通報窓口に回します。
加えて、客観的事実を並べたときに疑われるようなことはしないという外形的公正性も権力行使には絶対必要不可欠な要素です。
真実だけでなく外形的な公正性も確保する。
真実は〜を強調するだけでなく、外形的に
どう見えるか、疑われないかに注力する。
100条委員会での井本さんの証言ではまさにそこに配慮して、処分結果を待つように進言したとのこと。
斎藤さんの権力行使は外形的公正性の確保が弱い。
こんなことを大阪でやってたら、強い利害関係者が山ほどいるので疑いだらけになってしまいます。
大きな疑いが今のところないのは外形的公正性に極度にこだわっているからです。
森友・加計学園問題も真実の不正は立証さませんでしたが、外形的公正性に問題があり、大騒ぎになりました。
斎藤さんも同じ。
告発者に対する処分や今回のPR会社問題も外形的公正性に対する配慮が欠けていることが問題の本質です。
金融機関への補助金拡大とそこからの寄付の時期の一致、いわゆるキックバック問題も。
その辺県庁幹部は分かっているので、公益通報による処分を疑われないようにしたかったのでしょう。
県民局長への組織あげての調査も同じ。
外形的公正性を害しています。
権利者の権力行使には真実だけでなく外形的公正性が重要なのです。
さらにあと数日で退職する県民局長の退職を取り消してまで処分する権力行使はやり過ぎ。恐ろし過ぎるというのが僕の感覚です。