東京在住の女性Ａ様から「旦那が暴力を振るうようになったから熱海の家に避難させて欲しい」と連絡をもらった。私の正しい使い方である。Ａ様は美人だがダメ男に捕まるパターンが多く、有り金を使われたり暴力を振るわれることが多い。今回もまた同じパターンになった。自分を愛することが大事だと言うが、それがどういうことなのかわからない。Ａ様は、そのようなことを言った。

ナチュラルボーンのスピリチュアルカウンセラーでお馴染みの私は「俺が答えを教えてやる」と言わんばかりの勢いで、愛を教えた。愛が答えだ。鏡に映る自分を見て、毎日毎日「愛しているよ」と言うこと。難しいことを考えるな。これだけやればいい。鏡の自分を見て「もっと痩せたら」とか「もっとちゃんとしたら」とか思うのはＮＧである。酷いブスだなと思うのは最悪。それよりも「あら、いい女」と思った方が五億倍良い。言葉が人生を作る。自分が使う言葉に気をつけよ。自分は何を信じているか、都度チェックするのだ。

頑張って勉強をしたり頭の良い人になろうとしないこと。頭の良い人には魅力があるから、自分もそうなりたいと思う。だが、頭のいい人側に立つと、バカなことをバカにするようになる。そんなことをしても何にもならないよとか、鏡に向かって愛しているという暇があったら投資の勉強でもした方がいいみたいなことになる。だが、それは違う。バカなことをバカにするな。鏡の威力を侮ってはいけない。知識を蓄えると悲観的になる。秀才の悲観論よりバカの楽観論だ。明るいバカが世界を変える。頭のいい人ほど、人をバカにするようになる。だけどね、その頭の良さが邪魔なんだよ。自分を決定づけるものは、環境ではない。金の有無でも、容姿でも能力でもない。言葉だ。

自分のことを頭いいだなんて思ったらダメだよ。才能とは明るさのことだ。赤ちゃんは全員センスの塊だ。黄金のセンスを守るのだ。金がないとか言うな。金は充分にあると言え。力がないとか言うな。力は充分にあると言え。時間がないとか言うな。時間は充分にあると言え。誰がなんと言おうが、自分が思ったことが現実になる。幸せだと思えば幸せなのだ。ダメだと思えばダメなのだ。幸せになるために生きているのではなく、生きていることが幸せなのだ。だから、言葉に気をつけなさい。永遠の十四歳でいなさい。青春なんだよ人生は。約束をしてくれ。「ちゃんとしなきゃ」とか「◯◯すべき」なんて言うな。「私なんか」とか言うな。無駄に自虐的になるな。自虐的になるのは、仲の良い友達と鍋でも食っている時だけでいい。いいことを言おう。いいことをやろう。

人は自分を無力だと思いがちだが、それは違う。自分を救える自分になる。他者に救いを求める必要はない。鏡に映る自分に「今日もイカしているよ」と言うだけでいい。笑うなら笑え。お前に笑われたくらいで、俺の幸せは揺るがない。太陽を求めるな。お前が太陽になれ。愛と平和のために戦うな。戦争になる。愛と平和のために生きるんじゃなくて、愛と平和を生きるんだよ。愛と平和に至る道はない。愛と平和が道なのだ。世界が平和になったら自分も愛を生きられるようになるとか、ない。まず自分。自分が平和になると、世界も平和になる。自分が自分を愛すると、それに触れた人間も、勝手に自分を愛するようになる。自分を救う力は自分にあるのだと、全人類が目覚める。熱海の家をＡ様を譲り、体調不良の私はこれから横浜に行く。誰か、私を看病してください。