空港西側駐屯地 佐賀市が市内企業受注機会増で防衛局に要望書
陸上自衛隊の輸送機オスプレイの配備計画が進む佐賀空港西側の駐屯地について、佐賀市は、市内の企業が仕事を受注できる機会が増えるよう予算を執行してほしいとする要望書を、25日、九州防衛局に提出しました。
防衛省は佐賀空港の西側で駐屯地を建設していて、陸上自衛隊の輸送機オスプレイの受け入れに最低限必要となる施設を来年6月末までに完成させる予定です。
こうしたなか佐賀市は、佐賀商工会議所からの求めに応じて、市内の企業が仕事を受注できる機会が増えるよう予算を執行してほしいとする要望書を、25日、九州防衛局に提出しました。
具体的には、駐屯地の工事について、有明海沿岸地域に詳しい市内の土木と建設の企業が受注できる方式で入札を行うことや、下請け工事にも可能な限り市内の企業が参画できるよう求めています。
また、駐屯地が整備されたあとも、机や棚などの物品購入や業務の委託で市内の企業を活用することや、入札の情報は十分な余裕を持って事前に提供してほしいなどとしています。
佐賀市駐屯地対策室は、「駐屯地の整備が地域経済の振興につながるよう、九州防衛局は取り組んでもらいたい」と話しています。