外国人観光客の死者6人に メタノール混入酒摂取か ラオス政府「遺憾」
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【11月23日 AFP】ラオス政府は23日、体に有害なメタノール(メチルアルコール)入りの酒を飲んだとみられる外国人観光客が相次いで死亡した事態を受け、「極めて遺憾」との声明を発表した。死者数は現在6人に上っている。
外務省はウェブサイトで、「亡くなった方々のご家族に心からの哀悼の意を表す」と表明。原因解明に向けて捜査を進めていると明らかにした。
死亡した観光客6人はメタノール中毒とみられ、先週、バックパッカーに人気の北東部の町バンビエンで一夜を過ごしていた。
これまでにデンマーク人2人、米国人1人、英国人1人、オーストラリア人2人の死亡が確認されている。
ラオスの観光警察はAFPに、宿泊施設のベトナム人のマネジャーを拘束し、取り調べを行っていると明らかにした。ただし、訴追はしていないという。
メタノールはアルコール度数を高めるために添加されることがあるが、人体には有害で、失明、肝臓損傷、死亡の恐れがある。(c)AFP