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警察官を目指していた私がタクシーを選んだ理由 #noteで社員訪問⑭

ご乗車ありがとうございます。日本交通(株)新卒採用担当です。就職活動を始めた学生さんの”心”に届く言葉って何だろう。そう思って私たちが始めたのが、「#noteで社員訪問」の取り組みです。

就活って怖いな、社会人って退屈そうだな、会社に入るって好きなことを諦めることなのかな――そう思っている方にこそ、この会社で働く人たちを見てほしい。会ってほしい。切実にそう思います。

「日本交通の社員」ではなく「人間」として学生さんと向き合いたいと思っています。このシリーズに掲載する人事は、連絡をいただければいつでもお話できます。内容も、就活相談でも日本交通のことでも何でもOK。オンラインOK。ぜひ会いに来てください。

連絡先はインタビューの最後に掲載しています。お話聞いてみたいな、と思ったら「note見ました!」と言って気軽に連絡してみましょう。

上田 莉央うえだ りお(2018年入社、乗務経験1年)

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出身:三重県 鈴鹿市
大学:首都大学東京(現東京都立大学)
学部:都市教養学部都市教養学科
【経歴】
2018年4月 日本交通入社、千住営業所に乗務員として配属
2019年4月 新卒採用チームに異動
2023年5月 新卒採用チームリーダーに任命

学生時代について

『名探偵コナン』が好きで、もともとは探偵になりたかったんです。小学生の時に、両親に「探偵になりたい!」と相談したほど。ところが、今まで私の意思を尊重してくれた両親に珍しく反対をされてしまい……。子供心に探偵は難しいんだなと察し、次に同じく『名探偵コナン』に登場する刑事がかっこいいなと思うようになりました。

刑事系ドラマや小説に出てくる警察官は正義感が強く、市民の安全のため、人のために時には命を投げうつような描写がよくあります。

私にとっての警察官とは、何事も全力で命を懸ける気持ちで働く人の集まり。だから最悪殉職してもかまわないくらいの覚悟だったんですよね。大学の学部選択の際も、警察官になるために法学部を選択しました。

人生の転機

ところが、大学4年生の春、警察学校で筆記試験を受けているときに違和感を持ってしまいました。

周りの受験生の話を聞いていると公務員試験の滑り止めで警察の受験をしている学生が多くて。私は5年ほど警察官に憧れ続け目標にしていた分、仕事に対する志の違いが浮き彫りになりました。その時に初めて「1人で働くわけではないんだよな」ということに気付いたんです。

今でも警察の仕事はかっこいいと思うし憧れています。しかし、組織として上から言われたことをしっかりとこなす職業で、仕事に対する志に周りとの温度差があるという違和感からどうしても目をそらせませんでした。

だから一次試験の帰り道、母親に電話で、警察官を諦めることと民間就職を始めることを伝えました。

周囲の人には「警察官になるために法学部を選んだのにもったいない」と言われたこともありましたが、働くのは私自身です。違和感の部分に蓋をして働き続けることはできないと思った結果でした。

就活のスタンス

仕事内容よりも周りの環境を重視していました。警察官を目指すことをやめた理由が仕事に対する志の違いだったからこそ、一緒に働きたいと思える人が1人でも多いところで頑張りたいと思っていました。

同じ志を持った仲間と一緒であれば、与えられた環境でどんな仕事でもやる覚悟はありました。

日本交通との出会い

その時期は大学4年生の春だったので少し焦りはありました。だから、説明会と選考を同日で受けられる企業を、ナビサイトで探しているときにたまたま見つけたんです。最初は数ある企業の中の1つでした。

選考中に印象に残っていること

日本交通は他社よりも圧倒的に人事の年齢が学生さんと近かったです。だから、様々な場面でフランクな会話をしてくれました。他社はジャッジされている感覚が強かった中で、日本交通は「就活生」という鎧をかぶらない素の自分を見てくれる選考でした。私の素を見たうえで会社とのマッチポイントをまっすぐに伝えてくれた唯一の会社が日本交通でした。

結果として他社の内定も4社いただいたのですが、私に心の底から一緒に働きたいと伝えてくれたのは日本交通だけでした。こんなに真剣に一緒に働きたいと言ってくれる大人がいる会社で、社会人としてこんなにキラキラ働けることにびっくりしましたね。

ぶっちゃけるとそれまでの私は社会に対して諦めがあったんです。周りの友達は社会に出ることを「懲役40年」と呼んでいました。「働くのはあくまで生活のためだよね」。そんな意識でした。

だから私の中にも、大きなものを成し遂げたいという思いはなかったんです。でも、日本交通は「懲役40年」の人たちではなく、自分たちの仕事に誇りを持ちながら働いている人たちがたくさんいました。

だから最終的な入社の決め手は「人」です。接客業で見ていたわけでもないですし、なんなら運転免許を持っているだけのプロ”ペーパー”ドライバーでした。たまたま気になった会社がタクシー会社で、ファーストキャリアが乗務員だった、なら「わかりました、それをやります!」という感覚ですね。

乗務員時代のやりがいについて

乗務員をしていたのは1年間と短い期間でしたが、自分が生きてきた人生の中で最も濃密な1年だったなと今振り返っても思います。

ありきたりかもしれませんがお客様から感謝のお言葉をいただいた時がやりがいでした。感謝のお言葉を多くいただけて、社会人としての自信につながりましたね。

タクシー乗務員とは、お客様のことを安全に無事に目的地にお送りしますという意思を見せたうえで、自分の持っている知識や接客を提供しなければいけません。全力でお客様にそれを提供をしたとき、思っていた以上の「ありがとう」が返ってきて、最初は驚きました。

新人の頃はお客様に道を教えていただきながら運行しているのに、降りるとき「本当に助かったよ」と言っていただけたり、言葉だけではなくチップで感謝の気持ちを伝えていただけることがとても多かったです。社会人としてひよっこの私でもお客様にこんな風に喜んでいただけて、誰かの役に立てることを実感できたことが、とても嬉しかったです。

乗務するまでのぼんやりとした覚悟が、お客様からのリアクションをいただいた結果「プロになる」ことを実感できたし、覚悟が明瞭なものに変わりました。

新卒採用でのやりがい

現在新卒採用にいる後輩・Uさんのように、私が採用に関わった後輩が会社の最前線に立って活躍している姿を見るとやりがいを感じます。

学生時代は悩んだり、入社への意思決定に迷っていたりした学生さんたちが後輩を指導している姿を見るのもうれしいです。お母さんみたいなポジションでわが子を見届けるような気持ちですね。

就活生に向けてメッセージ

特に就活を始めたての時期の方に対して、お伝えしたいことがあります。

今、就活生の方で営業職や事務職など、職種で見ている学生さんは多いですよね。営業職=人と話すのが好きでコミュニケーション能力がある人、といったように各職種に何となく適性イメージがあると思います。

しかし、実際に仕事を始めてみるとミスマッチもありえます。視野を狭めすぎて「自分はこういう人間だから絶対この仕事が向いてる!」といった思い込みで思い切り舵を切っちゃうと、入社後にギャップや後悔を抱くことがあるかもしれません。

私は選択肢を絞り過ぎなかったからこそタクシー会社に出会えました。今の自分の向き不向きやスキルだけで判断をするのはもったいないです。

あまり物事を決めつけすぎずに見ていくと、思ってもみなかったところに興味を持てたり、楽しそうなことや惹かれる何かに出会えたりしますよ。だから私は今でも、言われたことや頼まれたことはとりあえずやってみようと思いうスタンスで生きています。

①か②で迷っているときに、降ってきた③の選択肢が好きなんです。飛びついてみると、面白い景色が見ることができた経験がありました。

就活は人生の大きな分岐点になるとは思うのですが、死ぬわけじゃないので、皆さんには普通でいてほしいです。自分の選択を、その後どのように自分にとっての正解にするのかは、3割ぐらいは運かもしれませんが、7割は自力でどうにかできると私は信じています。

頑張りすぎずに無理なく就活をしてください。
少なくとも日本交通を見てくださっているときには「就活生」という鎧は脱いで、人と人として話してくださいね。

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▽【参考】上田さんによる仏像なぞり▽

https://www.youtube.com/watch?v=DhNyi06fB7Y

この人事に話を聞きたい!と思ったら、コチラにご連絡ください。いつでもお待ちしております。

上田 莉央​ (うえだ りお)
メール:recruit@nihon-kotsu.co.jp
※日本交通の選考中(一次面接ご予約以降)はご応募できません。エントリー中/エントリーを迷っている際にご利用ください。

Interview:Ryosuke Sato、Text:こじこじ


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