スパイス
テーマ:秘密の恋
一昨日
メールとはいえケンカした私達。
あの後どんな空気になったかというと…
こういう待ち合わせで大抵午前さまになる彼が
申告の24時より1時間早く現れた。
私はワインを飲みながらバスタブに浸かってて
いい気分で出てきたばかりだった。
頬はちょうどよく紅潮して唇の色も鮮やかだ。
全身にお気に入りのオイルを塗っていたので
きっといい香りも漂ったはず。。
それを頭に入れた上で
彼に抱きついた。
いつも遅くなるばかりなのに
今日は早かったんだね
そうだよ。二次会断って
急いで来たんだよ~
彼の好きなショートヘアも
よい感じで濡髪だ。
下から見上げてキスを迫る
こらっ、まだダメ!
なんだよ、子供みたいに
と、彼は照れた表情だ。
今日は笑顔でいこうと決めてたんだ。
気まずいメールのやり取りの後は
その内容に言及してはダメだ。
どっちが悪いとか女は理詰めにしたがるけど、そこを追求するのは夫婦だけでいい。
私達は少ない時間を大事にしないといけないんだ。
年下の彼は私におおらかさをを求めてる。
トゲトゲ怒ってはいけない。
体の大きな彼の首にぶら下がるように手をまわして抱きつく。
彼がドギマギしてるのが分かる。
もうこっちのペースだ。
後は彼がシャワーを浴びてる間に
髪を乾かし、薄いリップグロスを塗る。
お化粧はしない。
その方が若く見えるから。
照明を少し落とした時、彼が上から覆いかぶさってきた。
激しいキスの嵐。
今日は俺、攻撃的だぞ!
ちょっと怖い顔をして、強めに舌を絡めてくる。
ちょっと苛められた後は、とろんとなるような
柔らかいキス。
でも、彼は私を苛めきれないんだ。
その前に私が彼の逞しい体を攻撃するから。
顎先からゆっくりと舐めてあげる。
順番に順番に焦らしながら
そしてそこに到達すると
あぁ…
と彼が呻く。
さっきまで
あと一歩で別れる手前までいってた二人なのに
数時間でこんなにメロメロになっている。
態とじゃないけど
ケンカがスパイスになってしまった。
危ないエッジに立ってる関係
こちら側は天国で
あちら側は地獄だ