中1女子へのいじめ認定 千葉市で19年度 調査結果初公表、被害生徒は転校 複数回訴えも学校側対応遅く

千葉市役所
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 千葉市教委は23日、市教育委員会会議の定例会で、2019年度に市立中学1年の女子生徒がいじめを受け、翌年度に転校していたと報告した。文科省が定める指針に基づき「いじめ重大事態」と認定し、第三者委による調査結果を公表。同年5月以降、女子生徒と保護者が複数回被害を訴えていたにもかかわらず、学校側が具体的な対応をとったのは翌年1月で、結果的に長期間いじめが放置されたことも明らかにした。

 調査は外部の有識者でつくる委員会が担当し、21年5月~23年3月、女子生徒と保護者、学校関係者9人、加害生徒ら関係生徒10人を聴取した。調査結果は今月10日付で市教委ホームページに掲載し、公開していた。

 市教委によると、重大事態は毎年数 ・・・

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