府中市 中学校いじめ 第三者委員会の調査報告書 公表

府中市の中学校に通っていた男子生徒が4年前の2020年以降、同級生に殴られたりいすを蹴られたりするいじめを受けたとする調査報告書を市の第三者委員会がまとめ、22日、公表しました。

府中市は3年前、市立中学校に通っていた当時2年生の男子生徒がいじめを受けた可能性があるとして専門家らでつくる第三者委員会を設置して調査し、報告書を、22日、公表しました。
それによりますと、男子生徒は1年生だった2020年の2学期以降、同級生からたたいたり殴ったりする、後ろから椅子を蹴る、体操服でたたくという暴力を受けていて、これらがいじめであると認定しています。
一方、男子生徒が過去に「死にたい」という発言をしたり校舎の4階から飛び降りようとしたりしたことがあったということで、こうした状況について学校側が関係者内での情報共有や記録を残す対応をしていなかったとして、「教職員の落ち度と言わざるを得ず、猛省を促したい」と指摘しています。
報告書を受け、市は再発防止策をまとめ、いじめにつながる行為を見逃さないための初期対応や、組織内での情報共有のあり方などについて指導を徹底するとしています。
府中市教育委員会の荻野雅裕教育長は、「いじめによって苦しみを受けた生徒ご本人とご家族には長期にわたりご負担おかけしたことをおわび申し上げたい。いじめを防げなかったことは痛恨の極みで、委員会からの提言を受け止め再発防止の取り組みをいっそう強化したい」と話していました。

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