北斗 児童がいじめで不登校に 市教委が「重大事態」に認定
北斗市内の小学校に通う児童が同級生からのいじめで不登校になったとして、市の教育委員会が10月、「重大事態」にあたると認定したことが分かりました。学校側が児童の相談に適切な対応をとってこなかった疑いもあり専門家を交え詳しく調べることにしています。
市の関係者などによりますと、北斗市内の小学校に通う児童がことしに入って、複数の同級生から無視されるなどのいじめを受け、その後、不登校になっているということです。
学校側はいじめについて児童本人から相談を受けていましたが同級生への聞き取りでわかったことを被害を訴えた児童やその保護者に共有することなどをしていなかったということです。
10月29日になって学校側からの報告を受けて事態を把握した市の教育委員会は、児童が同級生のいじめにより不登校になったとして、いじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」と認定しました。
市の教育委員会は今後、外部の専門家を小学校に派遣し、児童の相談に適切な対応がとられていたかなどを含め、事実関係を調べることにしています。
北斗市教育委員会は、NHKの取材に対し、「当事者のプライバシーもあるため詳細は差し控えますが、今後の調査結果を踏まえ適切に対応してまいります」としています。
【不登校の小中学生は全国・道内ともに過去最多】
文部科学省によりますと、昨年度、不登校の状態にある小中学生は、全国で34万人あまりと過去最多で、11年連続で増加しています。
また、道内でも、不登校の状態にある小中学生は、昨年度、小学生が4579人、中学生が9782人であわせて1万4361人と過去最多になりました。不登校の状態にある人は、道内では1000人あたりで41.6人と、全国平均の37.2人を上回っています。
不登校の小中学生が増加している背景としては、特別な配慮を必要とする児童や生徒に対し、必要な支援を早期に取り組めたかどうか課題があることなどが指摘されています。
こうした中、道教育委員会はことし3月、不登校状態にある子どもへの支援に関する基本的な考え方をまとめ、教員による不適切な指導を許さない安全安心な居場所づくりや、心の小さなSOSを見逃さないなどの対策を打ち出しホームページでも公表しています。