群馬大学職員が附属病院の診療収入など129万円を着服
群馬大学の40代の男性事務職員が附属病院の診療収入など現金129万円を着服していたことがわかり、大学は職員を懲戒解雇にしました。
懲戒解雇の処分を受けたのは、群馬大学昭和地区事務部の40代の男性事務職員です。
大学によりますと、職員は、おととし11月からことし3月までの間、群馬大学医学部附属病院の診療収入や釣り銭として準備していた現金合わせて129万円を着服していたということです。
職員は病院で診療収入などの管理を担当していましたが、ことし3月の監査で帳簿と現金の残高が合わないことから病院が調査した結果、不正が発覚したということです。
病院の調査に対して職員は着服を認め、全額を返済したということで、大学は今月18日付けで懲戒解雇にしました。
一方、患者が支払った診療費が未納扱いになるといった影響がなかったなどとして、刑事告訴はしていないということです。
大学は、今後は複数の職員で現金の管理を行うなど、再発防止に向けて取り組むとしています。
群馬大学は「不祥事が発生したことについて深くお詫び申し上げます。今後、このようなことが起こらないよう綱紀粛正と注意喚起を徹底してまいります」とコメントしています。