岩手大(小川智学長)は2025年度、学生向けに通年で生理用品の無料配布を始める方針だ。全学部のトイレに設置し必要な時に入手できるようにする。物価高などの影響で購入に苦慮する学生らから要望が多く、安心して生活できる大学を目指す。

 全学部と学生センター棟のトイレ計28カ所にナプキンの配置を予定する。費用は無料配布の重要性を広報する狙いも含め、クラウドファンディング(CF)を毎年実施し賄う方向だ。サイトに学生の声や取り組みの必要性を載せて12月5日まで募る。