NBA 八村塁 日本バスケットボール協会に改めて意見

NBA=アメリカプロバスケットボールの八村塁選手が23日、報道陣の取材に応じ、日本バスケットボール協会に対して「プレーヤーファーストではなく自分たちの利益を優先していると感じる。そういう方針の日本代表ではプレーしたくない」と述べ、あらためて協会のあり方や日本代表の指導体制の見直しを求めました。

バスケットボール男子の日本代表として2大会連続でオリンピックに出場した八村選手は、トム・ホーバスヘッドコーチの続投が決まった日本代表に「残念だ」と発言するなど日本バスケットボール協会や日本代表のあり方を疑問視する発言をしました。

これを受けて協会側は「もっと八村選手とコミュニケーションを取るべきだった」などと説明しました。

八村選手は、23日、所属するNBAのレイカーズの試合のあとロサンゼルスで取材に応じ、「僕は世界の舞台でやってきて、本当に日本のバスケットボールのために言っている。今の日本代表は世界レベルの練習のやり方ではないし、ミーティングの方法も世界レベルではない」と指摘しました。

そのうえで「協会側はプレーヤーファーストではなく自分たちの利益を優先しているように感じる。そういう日本代表が子どもたちが目指そうとする存在になるかというと僕はそうではないと思う。そういう方針の日本代表ではプレーしたくない」と述べ、あらためて協会のあり方や日本代表の指導体制の見直しを求めました。

その一方で、「日本代表として今までやってきて、次のオリンピックもロサンゼルスで開催されるのでもちろんやりたいと思っているが、どうなるかはわからない」と複雑な胸の内を明かしました。

日本バスケットボール協会がコメント「方針に変わりなし」

八村選手の発言に対して日本バスケットボール協会は「トム・ホーバス体制でドーハでのワールドカップ、そしてロサンゼルスオリンピックを目指す方針に変わりはありません」とコメントしています。

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