5月の損益とか。
5月は仮想通貨+394万円 株+197万円でした。(未確定の含み益除く)
今月前半は相当に迷走しましたが、いつも取っているところからお金が降ってきてよかったです。
DefiLlama調査
DefiLlamaという色々なチェーンのdAppsをまとめているサイトがあります。
DeFiを知っている人なら見たことがある人は多いのではないでしょうか。
最近、Atomic Arb BOTなどで行き詰まりを感じており、どの方向で自分の能力を開発するか悩んでいました。
何をするにしても努力は必要だと思っていて、まずは基礎を強固にするために、10万USD以上のTVLを持つdApps約1000件の全てを開き、儲かっているアドレスが何をやっているか軽い調査をしました。その後、お金を入れる価値がありそうな10dAppsを抽出、BOT化しました。
どのような調査をしたかと言うと、
完璧に全て調査するのは無理なので、お金の匂いがしそうなものを精査対象として抽出、4か月TXが無いようなところはルーターすら開かない、など時間を節約しながら3週間くらいかけてひたすらインプットをしました。
具体的に私が触る予定のdAppsは言うとエッジなので控えますが、時間は無限に溶けるけど良い修行になりました。
傾向としては以下のような感じです。
TVL0.1M-1M USD
TVL0.1M-1M USD程度では人が殆どおらず、死んでいるものが多く、魔界チェーン、魔界dAppsを利用するリスクに見合わない収益性でした。
私の得意分野は、DefiLlamaなどにdAppsが登録される前の段階で触り、TVLが0.1 M USD->10M USDに伸びる際の鞘や歪みを正すことなので、すでにTVLのボラが落ち着き、参加者や養分が死に絶えているdAppsを見てもあまり意味がありませんでした。
サイトに繋がらなかったり、公式が飛んでいたり・・・。このクラスのTVLだと、週に数回100USD取れる、みたいなエッジしか見つからないですし、その割に資金拘束だけはいっちょ前にするのでキツそうでした。
dApps名はあげませんが、一つだけBOT化し、誰かが手動で取っているものを根こそぎ奪いつくしました。でも、月数百ドル・・・。
TVL1M-10M USD
このくらいのTVLでは、運営がゾンビのようになりながらも生きており、一日に数百件以上のTXが存在するものが多いです。
精査対象になるdAppsはかのくらいのTVLのものが多く、調査対象とするならこの辺が良かったようです。
具体的なことは控えます。
TVL10M USD-
メジャーなdApps(Uniswapとか)はTVLも高く、変態Botterが多いので基本的には触る気が起きません。こんなdAppsそういえばあったなー、くらいで開くだけにとどめました。
結論
色々なことを書こうかな、と思ったのですが、DefiLlama調査をした結果はエッジにしかならないので、ふわっとしたことしか書けなかったです。
手が腱鞘炎気味になりますが、面白いPJもありますし、修行には良いかもしれません。
zksync
先月に引き続き、Syncswapという一番大きいDEXでトレードしまくると貰えるveSyncを集めていました。
結果的に100位以内には入り、それなりの枚数が貰えそうです。
お触りで損するということが嫌なので、USDC-ETHみたいなやつをCEXとのレートを見ながらSwapする単純労働をしていました。コントラ公開されるまではBOT化が面倒なDEXでしたね。
流動性が高い割に値動きがあったETH-USDCペアは手動でも取れるレベルで乖離していました。
これは、最安でBridgeできるMultichainが枯渇しやすく、DEX-CEXを取っている参加者の原資をグルグルとDEX-CEX間で回せなかったためだと思います。Orbiterは3ETH制限かつ、手数料が高いですし、公式はETHへのBridgeなのでガス代が高く、やってられない感がすごいです。
なので、MultichainのETH・USDC保有量を監視し、流動性が枯渇しそうになってからボタンを4回位押すだけで30USDずつくらい増えるイージーマネーでした。Multichainは少し癖があるBridgeでzksync->BSCでETHを移送する場合と、OP->BSCなどでETHを移送する場合で、使われるプールが異なります。
まあ、どのDEXでもそうですが、美味しいのは初期だけで、大資金を持つ変態botterが乖離を埋めに来たので今は手動だと難しいと思います。
zkSync自体、L2なのにガス代が高く、流行りが終わったのかなあと思っています。なので、資金はほぼ全部抜いて撤退しました。ラグ率が異常に高いですし、ここでdAppsを触るのはあまりおすすめできない・・・。
ySyncがどれくらい価値がつくかわかりませんが、それなりの金額になることを期待しています。一枚20USDくらいついてくれれば1000枚以上持っているので熱いですが・・・どうなるだろう。
BRC-20,LRC-20,DRC-20,Trustless Market
BTCでordinals系が流行ってますね。あまり技術的なことはわかりませんが、1satoshiを10000satoshiで購入させる技術がOrdinalsだと思っています。
つまり、儲かるのはビットコインマイナーです。まあ、儲かれば何でもいいといえばそうですが、最初期から触らないとペイしにくいようなNFT的ノリを感じています。
最近だと、memeコイン(PEPE,DOGE)も流行りましたし、ガス代が高くなってしまって勘弁してくれ、という感じです。
BRC-20系では、Ordinals Walletで取引した人が貰えるSpace Pepe4つと、Trustless Marketお触りだけはやりました。
無料でMintできたORDIが来るとは思っておらず、正直全然儲かりませんでした。
詳しい人(mican先生やホントはエヌ氏)のTwitter Spaceなどを聞いていると、Space PepeやPixel Pepe、Bitcoin machineの期待値が高いらしく、これらを持っていればいい、とわかりましたが、聞いた時点で20万円とかするPixel Pepeを買う気力がわきませんでした。
結果的にPixel Pepeは1万USDくらいの価格がついたようですし、買っておけば良かったなあ、と思いました。ただ、謎のNFTをロングするのは私のスタイルではなかったので、取れなくても仕方がないかな、と思っています。
Bitcoinで発行されたBRC-20以外にも、LitecoinやDogecoinでフォークされたLEC-20やDRC-20には触れられませんでした。他のことで忙しすぎて・・・。やり方を教えてもらったりしたのですが、申し訳ない。
多分、BRC-20とか721とかMint BOT作れればエグいほど儲けられるのでしょうが、忙しすぎて手がでていないです・・・。本業が邪魔でしかない。
ハニポ上場戦BOT検討
Arb魔界を渡り歩いていたところ、 ハニーポット(ハニポ)なトークンを使って変なことしているやつを見つけたので、そいつをカモれないか検討しました。アドレスは以下です。
このEvilな人が何をやっているかと言うと、
という感じです。
この時、ii)をやった直後にハニポトークンを購入(いわゆる上場戦)し、ハニポ作成者がラグる前に売り抜ければ儲かるな、と思って検討をはじめました。
もちろん、普通のハニポトークンなら購入はできても売却は不可能です。なので、上場直後にUSDC->ハニポへのSwapと同時に、USDC-ハニポLPに入れるようにコントラクトを作成しました。
なぜこのようなことをしたかと言うと、LPを解除した時に手数料などで多めのUSDCを貰える(かつ、トークンを取られない)のではないか?と思ったからです。
ただ、ハニポチェッカーなどで調べたところ、売買は正常にできるようなレスポンスが返ってきたので、ハニポにしては珍しいし、これはいけるかも?と思いました。
さらに、USDC-ハニポペアができた直後に購入した人は60万USDC分のトークンを持っていましたので、いけそうな気がしました。
ただ、今回の試みは以下の理由で失敗しました。
b)は例えばこのアドレスがせっかく買ったトークンを盗られています。
ハニポなんてevilなものを作る人は、よほどの玄人ですし、対策されきっているのだなあ、と思いました。
PEPEを見て数十万倍になるトークン欲しい!とか思っていましたが、そもそも数十万倍取った人は、ETHのUniswapで上場したトークンを流動性が入ってから2Block以内程度で購入する変態だった(月当たり1000万円分ほどのETHを溶かしている)ので、簡単には真似できません。
宝くじを当てに行くのは難しいですし、私の戦場ではなかったのかもな、と思いました。
それなら、有望なトークンの上場戦でもやったほうがマシと思っています。
Flashbot検討
5月前半はあまりにも儲からなかったので、Flashbotを使ってETHでMEVするかあ、と思って検討を始めました。
バンドルでTX送ることまではできたけど、色々とわからないことが多くて利益にはなっていません。
地味に面倒なのが、gETH(goerli ETH)がテストネットだと必要(sepoliaはうまく動かない)なことで、手に入れるのが面倒でした。
gethからgETHをマイニングしようとも思ったのですが、来年くらいにはgoerli自体停止するらしいので、集めるのも面倒だな、と思って諦めてます。
他のこと(夜勤と子育てと引越し準備)で忙しすぎて手が出せない状況ですが、EVMを触っている一個人としては通りたい関門の一つがFlashbotによるMEVなので、どこかで時間を作ってガチな検討をしたいと思っています。
Multichain騒動
Multichainが凍結されていますね。一部の魔界のみですが、マジモンでヤバイ感じがします。
DeFiを触らない人にはわかりにくい話ですが、そもそもUSDCはCircle(正確にはCentre Consortium)が発行している1USDっぽく振る舞うコインです。(決して、1USDと等価ではないです。)
USDCはETHなどのチェーンにはCircle社が対応しているのですが、例えばBSCにあるUSDCはCirclesが発行していないので偽物です。
(深い話は色々あるので、弊Noteを参照してください。偽札について詳しくなれます。)
今回、私はEOS EVMに4000USDほどの仮想通貨を置いていました。Multichainが死ぬと、基軸通貨(今回はEOS)の価値はCEXと連動するのですが、EOSにあるUSDTやUSDC等Multichain由来のものは価値が0になる可能性があります。
そのため、凄まじいDepegが発生し、1EOS=1USDT程度で買えたものが、1EOS=10USDTなどになってしまいます。なので、一刻も速くUSDTをEOSにする必要がありました。
レート的には-1%程度でEOSに交換することは出来たのですが、得られたEOSをEOS EVMからEOS nativeに持っていき、CEXに送ることが非常に面倒でした。以下、備忘録的に残しておきます。
こんな感じで脱出可能です。このルート以外でEOS Walletとかで調べても、CPUやRAMが足りなくてGOXしますし、EOS EVMのBridgeを使って直接CEXに送ってもGOXします(しました)。
魔界に行くときは脱出戦の遠足のしおりは大事です。今回はEOSにするところまでしか考えていなかったのですが、CEXにちゃんと送るのがこんなに大変だとは思いませんでした・・・。まあ、Multichainが復活して、避難訓練だね、って笑えれば良いのですけどね。
現状でも復活指定なさそうですし、なぜDepegしまくっていないか不思議な感じがします。Multichain Wrapの資産は非常に危険だと思うなあ・・・。
雑記
Twitter(@qash_tit)はハンドルネームがまずくて凍結された説を言われ、ありえるなあ、と思いました。
未だに凍結は解除されておらず、半分諦めています。
こちらのTwitterで普段は色々やっているのでよかったらどうぞ。
緊急事態スレ(例えばBinanceがハックされたとか)しかオープンなところではまともに動いていない弊鯖もよかったら入ってください。
特に何も特典はありませんが、ハンター試験関連は仮想通貨の調査をする方法論として勉強になるとは思います。
夜勤やりつつ子育てしつつBOTやっていると頭がおかしくなりそうだったので、部署を変える希望をだし、7月から神奈川勤務になりました。
地元ですし、東京にも近いので、岡山にいるストレスから解放される(ついでに夜勤もなくなる)のは非常に嬉しいです。
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