「今回を機に、応援はやめようと」西村氏の支援者は
西村氏は2006年、ブログでこう綴っていた。
<西村氏のブログ>
「私の政治資金は、すべて公表し、透明にしている。皆様の貴重な御浄財を『ムダ遣い』せずに『政策本位』の政治家としてがんばりたい」
その西村氏が、12月5日の夜、森元総理と、「5人衆」の一人・世耕氏と“会食”をしたことが国会で取り上げられた。
裏金問題の“口裏合わせ”を行ったのではないかという指摘を受け、西村氏は…
西村康稔前経産大臣
「口裏合わせなど、一切行っておりません」
かつて、派閥の会長を務め、なおも大きな影響力がある森元総理。
西村氏は、官僚だったとき、森元総理の地元・石川県に赴任。それがきっかけで、森氏との関係を深めていったという。
森喜朗元総理
「できれば、次の改造がもしありせば、一気に外務大臣にしてもいいんじゃないかと、そう身びいきで思います」
西村氏の関係者
「西村さんが、派閥のなかで力をつけていったのも、森さんの後ろ盾があったから。今の西村さんの後援会長は、地元では有名な会社の会長で、その方をセットしたのは森さんです。だから、西村さんは森さんに頭が上がらないんです」
派閥のパーティー券を購入してきたという西村氏の地元支援者は、こう話す。
地元の支援者
「派閥の事務総長だったのに、金の流れを把握していないなんてことはないでしょう。今まで何度もスキャンダルがあって思うところがあったが、今回を機に、もう応援はやめようと思う」
私たちは今回、安倍派の事務総長を務めた4人に取材を依頼。「収支報告書に記載しないことは、誰が決め、誰が承認したのか」などを聞いた。
22日夜の期限までに4人のうち3人からは回答がなく、高木氏の事務所は個別の質問には答えず「慎重に事実関係を確認し、適切に対応してまいります」などと回答した。