昨年の岸田政権発足後初の終戦の日で、靖国神社に参拝した国会議員は、高市早苗経済安全保障担当相、秋葉賢也復興相、萩生田光一政調会長、小泉進次郎元環境相、生稲晃子参院議員ら20人超だった。終戦の日に閣僚が参拝したのは3年連続となる。
岸田文雄首相は参拝を見送り、自民党総裁として私費で玉串料を奉納し、東京・千鳥ケ淵戦没者墓苑を訪れて献花した。この日午前に参拝した高市氏は「今年はウクライナのこともあるので、これ以上戦争で亡くなる方がでないようにという祈りをささげてきた」とした。私費で玉串料を奉納し、「国務大臣高市早苗」と記帳したと述べた。秋葉氏は「祖父も先の大戦で戦死した。悲惨な戦争を繰り返してはならず、不戦の誓いを新たにした」と述べ、「秋葉賢也」と記帳したと説明した。
岸田首相は昨年10月の秋季例大祭、今年4月の春季例大祭と靖国神社参拝を見送っている。閣僚では13日に西村康稔経産相が参拝した。超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」は新型コロナの感染拡大で代表者による参拝を予定していたが中止した。