永遠の夏休み
昔々、おおもり山のご神木に、寂しがりやの孤独なお化けがいたという・・・・
そのお化けは、たびたび山に人間を迷い込ませては、ご神木のある場所に誘ってゆくという・・・おおもり山に迷い込んだ人間が返ってきたという例は今だにない。おそらくその場所は、一度踏み込むと引き返せない不帰の森、そのお化けが作り出した異世界への入り口ではないだろうか?もう二度とこのような悲劇が繰り返されないために、おおもり山の奥地は今もなお、立ち入り禁止区域となっている。しかし、今でもたびたび森の奥地から、人を誘う奇妙な声が聞こえてくるという。
ご神木に封印されたお化けは、自ら結界の外に出ることができなくなった。そのため、人間をその場に誘っては、現実の世界をそっくりそのまま鏡に映したような異世界に人間を引き込み、孤独な気持を紛らわしているのだという・・・・。
妖怪とは、ウィスパーがケータをその世界から外に出さないようにするための想像の産物。現実世界との接点を持ちそうになった時、それをすべて妖怪のせいにすることで、ケータの現実世界に対する考えや思考を洗脳してゆく。妖怪ウォッチとは、ケータをその世界に止めておくための鎖のようなものである。
(上記はあくまで個人的な解釈ですので、全てフィクションです)
漫画デイリーランキング、2月14日153位ありがとうございます!
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