現在の仕事内容
新たな事業領域拡大のため、2023年4月に新設された「ウェルビーイングライフ営業本部」。中でも、クルーズ事業に携わっているのが「クルーズ事業革新プロジェクトユニット」です。成長事業のひとつと位置づけられたクルーズ事業には大きな投資も行われ、MOLでは約30年ぶりとなる新造船建造を事業の柱として打ち出しています。さらに、2023年春には米国クルーズ船会社からクルーズ船を購入し、”MITSUI OCEAN FUJI” と名付けました。現在は業務領域ごとに6つのプロジェクトが進められ、社内外を含め60人ほどのメンバーが船の竣工、営業運航に向けて日々業務に取り組んでいます。私のミッションは、プロジェクト全体のマネジメント。すべてが円滑に進展するための進捗の管理やメンバーへの支援を担っています。
01
同じ目標に向かって協業するメンバーの
判断や意思決定をサポートする。
新造船は2027年以降、”MITSUI OCEAN FUJI”は2024年12月の営業運航をめざしています。新造船については仕様書や設計図を確認しながら、船内のデザインや機能、提供するサービスのコンセプトや業務プロセスなどを検討しているフェーズです。”MITSUI OCEAN FUJI”では、客室やギャレー(調理室)の広さ、設備など船内の仕様を細かくチェックし、私たちが望むサービスを提供できるのかを検討しているところです。難しいのは、プロジェクトをバランスよく滞りなく進めること。プロジェクトメンバーには新入社員からこの道30年以上のベテラン、海外のアドバイザーや各種デザイナーなど多様な人材が集結しています。商船三井グループの商船三井クルーズ株式会社(旧 商船三井客船株式会社)で「にっぽん丸」の運航に関わってきたメンバーもプロジェクトの中核として参画しています。年齢、国籍、経験の異なるメンバーたちは時には意見が合わないこともあります。間に立って言葉や真意を理解しながらコミュニケーションを取り、彼らが納得して判断や意思決定ができるように調整・支援することも私の役割です。新しい領域への事業拡大は苦労もありますが、新しいことを成し遂げたいというメンバーの熱い想い、そして共通の目標を掲げて協業する一体感を感じられることは、何事にも代えがたいものだと思っています。
02
業務プロセスの効率化を図りながらも
想いを込めたクルーズ商品を届けたい。
MOLのクルーズ船がお届けするサービスの根幹にあるのは、日本の美しさ、日本の魅力を伝えたいという想いです。日本のお客様にはそれを再確認していただき、海外のお客様には深く日本を理解する一助としていただきたい。日本に根差したクルーズ商品を提供していくという考えは今後も変わりません。一方で、クルーズ船内の業務プロセスの改革を進めることも急務です。現在営業運航している「にっぽん丸」は乗船するお客様が400人ほどの小規模なクルーズ船です。それだけに手厚いサービスをお届けでき、寄港地の食材を使うなど「食のおもてなし」には特に力を入れてきました。しかし、これから営業運航予定の “MITSUI OCEAN FUJI”はギャレーの作業・貯蔵スペースが思うように確保できないという課題がありますし、新造船は「にっぽん丸」よりも規模の大きい船となる予定です。食事の提供をはじめとする船内サービスの効率化が求められていますが、私たちが大切にしてきた「おもてなし」はこれからもお届けしたい。効率化を図りながらも、私たちのレガシーでもある「おもてなし」が詰まった新たなクルーズ商品の開発にも取り組んでいます。
03
一つひとつの努力の結果が
お客様の「幸福度」に結びつく。
以前、仕事の一環でクルーズ船に乗船した時、「やっぱり船旅は最高!」「また乗るわね」というリピーターのお客様のお言葉を多く聞きました。クルーズ船でしか味わえない非日常感を伝え、最良のサービスを模索する。そして、お客様の期待に応える新しいサービスを作り上げていく。そうした一つひとつの仕事の使命感の大きさにプレッシャーもありますが、努力の結果がお客様の「幸福度」と直結していることがやりがいにつながっています。営業運航開始後もクルーズ船事業に携わり、多くのお客様に幸せをお届けできたら嬉しいですね。また、マネジメントスキルをさらに磨き、経営の一端を担う人材になりたいという想いもあります。MOLは社員の意欲に応えてくれる会社です。私も「海外勤務がしたい」という希望通り、東南アジアでの2年間の駐在を経験しました。家族を連れて駐在する女性社員も増えており、働き方の多様性も柔軟に受け入れてくれる職場環境だと感じています。何よりMOLの事業は拡大しており、いろいろな仕事を経験できるのも強みです。そんな環境で挑戦を続けたいと考える方と共に働ける日を楽しみにしています。
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