食用コオロギの生産・加工を手がけてきた徳島大発ベンチャー・グリラス(徳島市)が事業を停止し、徳島地裁に自己破産を申請したことが20日、分かった。昨年からインターネット上で食用コオロギに対する批判の声が高まり、業績が悪化していた。負債額は約1億5千万円。

 グリラスは2019年に設立。美馬市の廃校を借りるなどしてコオロギを量産した。20年に無印良品でコオロギせんべい、22年に県内のファミリマートでコーンスナックが発売された。ペットフードにも展開し、23年5月期の売上高は3800万円に達した。同年にはNTT東日本と情報通信技術(ICT)を活用した飼育の実証実験も始めた。

 しかし23年、コオロギの粉末を使った給食を希望者に提供していた県内の高校での取り組みがインターネット上で流れると、「安全性は大丈夫か」などと苦情が殺到…