割り算、分数、負の数などは、間違いやすいポイントがいくつかあります。
今回は、それらを含んだ計算問題に挑戦してみましょう。
問題
次の計算をしなさい。
(5+5/8)÷(6+3/4)−5−(−4)
※当記事では、「5と5/8」のような帯分数を「5+5/8」と表します
さまざまな計算が混じっているので、計算法則に気をつけて計算しましょう。
解説
今回の問題の答えは「−1/6」です。
途中の計算は次のようになります。
計算のポイントを順に解説していきます。
分数の割り算
まずは「(5+5/8)÷(6+3/4)」の割り算を計算します。
帯分数になっているので仮分数に直し、そのあと割り算を掛け算にします。
分数を割り算から掛け算にするときは、分母と分子を逆にしなければいけません。
分数の掛け算は、分母どうし、分子どうしで掛けますが、約分をするのを忘れないようにしましょう。
(5+5/8)÷(6+3/4)
=45/8÷27/4
=45/8×4/27
=5/6
負の数の計算
割り算の部分を計算したことで、元の式は次のようになりました。
5/6−5−(−4)
ここでは「−5−(−4)」の部分を計算します。
「負の数を引く」という計算になっていますが、「負の数を引く」は「正の数を足す」と等しいと覚えましょう。
つまり、計算は次のようになります。
−5−(−4)
=−5+(+4)
=−1
分数の計算
元の計算は「5/6−1」となりました。
最後に引き算をします。通分をすると、分子の引き算となります。
5/6−1
=5/6−6/6
=−1/6
したがって、答えは「−1/6」となります。
まとめ
割り算、分数、負の数などさまざまな計算が混じっていました。
正しく計算規則を理解してれば、正解にたどり着けるはずです!
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」
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