妻の業務日数水増しで報償金詐取、福岡県警の男性警部補を懲戒免職

福岡県警は24日、妻が駐在所業務に協力した日数を水増しし、報償金をだまし取ったとして、詐欺や虚偽有印公文書作成・同行使などの疑いで豊前署地域課の男性警部補(61)を書類送検し、同日付で懲戒免職とした。

書類送検容疑は1~5月、5回にわたって虚偽の報告書を作成し、報償金計39万5千円を妻の口座に振り込ませるなどした疑い。

県警によると、報償金は家族が1日4時間以上、駐在所に滞在した日数に応じて毎月支払われる。日数は自己申告で、警部補は実態を把握しないまま、額が最も高い「月16日以上」と申請していた。同僚が通報した。

また、7~8月にパトロール用バイクを無免許運転したとして、道交法違反容疑で早良署地域第1課の男性巡査(24)も書類送検し、停職3カ月の懲戒処分とした。24日付で依願退職した。

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