妻の業務協力日数多く報告か 豊前警察署の警部補 書類送検
豊前警察署の駐在所に勤務する61歳の警部補が、妻が業務に協力した日数を実際よりも多く報告して39万円あまりを入金させたとして詐欺などの疑いで書類送検されました。
県警察本部は警部補を24日付けで懲戒免職にしました。
書類送検されたのは、豊前警察署管内の駐在所に勤務する61歳の警部補です。
警察によりますと、ことし1月から5月にかけて妻が駐在所で業務に協力した日数を実際よりも多く記載した報告書を作成し、家族への協力金、あわせて39万円あまりを入金させたとして詐欺などの疑いが持たれています。
県警では家族が駐在所の業務に協力した日数に応じて協力金を出していますが、警部補はいずれの月も月の上限の7万9000円になるよう16日以上とする報告書を作成していたということです。
これまでの任意の調べに対し、「妻が駐在所にいたか否かに関わらず、安易に報告書を作成した」と話したということです。
また、この警部補はおととし4月から2年あまりの間に勤務中に384回にわたってスマホを使って競艇をしていたことも確認されたということです。
県警察本部は24日付けで警部補を懲戒免職の処分としました。
このほか、普通自動二輪の免許を持っていないにも関わらずパトロールなどで使うバイクを運転していたとして、早良警察署の24歳の巡査を道路交通法違反の疑いで書類送検しました。
土谷武紀首席監察官は、「職員の業務管理および、指導・教養を徹底し、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。