外国ルーツの子どもたちに日本語教育をする団体が常設の教室を開くためにクラウドファンディング(CF)で寄付を募っている。トルコの少数民族クルド人へのヘイトが激化、子どもにも不安が広がる。安心して勉強したり悩みを相談できたりする「避難所」のような場所を目指している。
◆日本語に触れる機会を増やし、自立の助けに
団体はNPO法人メタノイア(東京都足立区)。東京都内と埼玉県内で約10カ所の教室を運営。子どもや家族に日本語教師やボランティアが言葉や勉強を教える。教室は公共施設などを借り現在週1回ほどだが、代表の山田拓路(たくじ)さんは「日本社会で自立するための日本語習得には週1では足りない」と言う。
最近はクルド人へのネット上の差別的投稿が急増。子どもたちも盗撮された動画を拡散されるなどして傷つく子が増える。山田さんは「いつでも行けて何でも相談できる常設の『逃げ場所』が必要」と言う。
◆8歳で来日したクル...
残り 402/804 文字
「東京新聞デジタル」スタート
この記事は会員限定です。
- 有料会員に登録すると
- 会員向け記事が読み放題
- 記事にコメントが書ける
- 紙面ビューアーが読める(プレミアム会員)
※宅配(紙)をご購読されている方は、お得な宅配プレミアムプラン(紙の購読料+300円)がオススメです。
カテゴリーをフォローする
みんなのコメント0件
おすすめ情報
コメントを書く
有料デジタル会員に登録してコメントを書く。(既に会員の方)ログインする。