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David Heinemeier Hansson Speech(全1記事)

次のfacebookを目指してなんの意味がある? Ruby on Rails 作者が語る「お金を生み出して幸せになるためのたった1つの方法」

Ruby on Rails(オープンソースのフレームワーク)の作者であり、37Signals(米のウェブアプリ開発会社)のパートナーでもあるDavid Heinemeier Hansson (デビッド ヘイメール ハンソン、通称DHH) が2008年にStartup Schoolで語ったスピーチを翻訳&書き起こし。 Ycombinator(米のベンチャーキャピタル)が主催するこのスタートアップスクールで、「ベンチャー・キャピタルからお金をもらって次のFacebookを狙うのをやめよう!」とアンチ・スタートアップ、アンチ・ベンチャーキャピタルを主張し、人が本当に幸せになれる生き方について説いた、非常に興味深いプレゼンです。

※この記事は「TURN YOUR IDEAS INTO REALITY.」からの寄稿です。見出し等一部編集してあります。

なお、この翻訳を書くにあたって筆者がDHH氏にツイッターで許可を仰いだところ、驚きのスピードでレスを頂きました。https://twitter.com/dhh/status/427587859667644416

なぜVCからお金が欲しいのか?

みなさん、こんにちは。私はDavid Heinemeier Hansson。37Signalsで働いていて、Ruby on Railsと呼ばれるWEBフレームワークのクリエイターをしています。(会場、拍手)それについては今日は一切話さないけど。ごめんね! 今日ここでちょっと話したいのは、僕がこの会場で孤独かってことなんだ。僕は37Signalsで働いているけど、VCからの投資を受ける気もないし、採用もしてないし、利益も出ている。で、若くて賢い人たちがたくさんいる中にいてちょっと変に感じるのは、彼らの持っている感覚がちょっと僕には欠けているってことなんだ。 今朝僕がいろんな人とした話や、受けた質問の大半は「VCにどうやってプレゼンしたらいいですか?」とか、「これはどうやったらいいですか」、「あれはどうやったらいいですか」、とか だった。それはもしかしたら「Googleが買収してくれるために検証可能なビジネスをどう作るのか」ってことにもしかしたらつながってる話なのかもしれないんだけど。 

オンラインでお金をつくる(たった)一つの秘密

スタートアップの間でお金を自分で作ることに関するとても些細な話があって、これが今日のお題である「オンラインでお金をつくるたった一つの秘密」の話になる。でも実は僕はこれを少し修正したんだ。なぜかというと37signalsは一部で「あいつらは尊大すぎる」と非難されているからね。ー「この道しかない、この道はハイウェイなんだ」みたいな(会場、笑)というわけでタイトルは「オンラインでお金をつくる(たった)一つの秘密」にしたよ、他の秘密もあるかもしれないね。(会場、笑) 僕たち37signalsが考える秘密を紹介しようと思う。  これは古典的ななぞなぞで、穴空き問題だ。キミはすばらしいアプリケーションを持っていて、何か魔法が起こって、利益が手に入る。僕たちはこのなぞなぞについて37signalsで時に勉強して、多くの人にインタビューしてリサーチをして実験やテストをして、何がうまくいって何がうまくいかないかを調査したんだ。そして、僕たちは「価格を設定すること」が利益を得るためにとってもクールだという結論に行き着いたんです!(会場、爆笑)  つまり、お客さんをつかまえて、お客さんがあなたのプロダクトかサービスにお金を払ってくれて、利益を得ることが出来るんです! それ本当に変な秘訣だよね。実行するのが簡単すぎる秘訣。何度も何度も、何百年もほとんどのビジネスがそうやってお金を作って来たわけなんだけど、その秘訣がWEBの世界では幾分か見失われていると僕は思う。そして面白いことは、このゲームを前にも僕たちは遊んだってことだ。2000年くらいに遊んだよね。(Macの画面にあった)アイボールがすべてだったし、VCがすべてだった。買収されたりIPOされたり、なんでもいいけどそれはうまくいかなかった。 そして今、僕たちはまたもう1ラウンド同じことをしている。ソーシャル・メディア・ネットワーク的なものへの投資や買収のためのお金が準備が出来たからね!(会場、笑)、あ、でも僕はそれはスゴい事だと思うよ!宝くじに当たった人たちがいるのは本当に嬉しい事だよ、他の宝くじに当たった人もね! 

継続可能なビジネスを築くための「価格」の設定方法

  でも僕はもっとシンプルに継続可能なビジネスを築く方法があると思うんだ。ある種のコミュニティーではずっと軽視されてきた — つまり価格を設定するっていう方法だ。価格を設定することがクールなのは、とってもたくさんの価格の設定方法があることなんだ。そしてそのアプローチはたった1つではない。  37signalsでは、僕たちは「人々に僕たちのプロダクトに会員登録してもらって、毎月お金を支払ってくれて、もし彼らが気に入ってくれたらお金を払い続けてもらう」っていう本当にシンプルでバカな方法を採用している。僕たちの場合はこれでうまくいっていて、これをやり続けて過去数年毎年2倍以上売上が増えている。「数年」っていうのはスタートアップ界ではこっけいな話で、僕たちにとっては4,5年なんだけど、とはいえ年商数億円のビジネスになるくらいにはうまくいった。そして僕たちはこの結果にとても満足している。  世の中には同じようなことを別のアプローチでしている人がたくさんいて、都度支払いだったり毎月支払いの継続支払いサービスじゃなくて、Eメールメルマガとそのメルマガで誰に到達して誰がクリックしたかというような分析サービスのCampaign Monitorのようにメルマガ1発送あたり1円、のような料金プランを設定しているところもある。もう一回言うけど、とてもとてもシンプルな考え方なんだ。サービスを使ってもらってそれが気に入ってもらえたらビジネスが大きくなって、お金を払ってもらえる。彼らはこんな方法でお金を作っていて、オーストラリアに社員がいて彼らは来週サーフィンに行くって言ってて彼らがビッグウェーブに乗りにいく必要があるのかどうかは知らないけど、彼らはお金を作り出していてハッピーなんだ。(会場、爆笑)  他にも伝統的な、長年検証された方法、ソフトを売るだけっていう方法も使う事が出来る。FogBuz(プロジェクトマネジメントのためのソフトウェア)は2種類の方法をとっていて、オンデマンドで提供する彼らにとって新しい方法と、普通にパッケージ販売する方法の2種類だ。FogBuzはパッケージ販売を$199で行っていて、あなたがそれを買って自分のサーバーにインストールしたら多分ハッピーになれると思うし、FogBuzは顧客から直接お金をもらうことが出来る。  自分でこれらの方法を組み合わせる事も出来るよ。これは僕は大好きなサービス、Fax It Niceだ。Fax It Niceはアメリカの企業のうち大きなパーセンテージがまだFAXを利用しているという事実を掘り起こした素晴らしい方法だ。FAXは本当にめんどくさい。でもここにFAXの全部が詰まったいい感じのサービスがあって、1FAX送るのに5ドル払うパターンか、小売ビジネス向けの会員登録をして最初に20ドルをチャージしてFAXを送信する度にちょっとずつ使っていくパターンか、もしくは継続支払いサービスに登録してFAX送信も受信も出来てそれに毎月お金を払うパターンの3つがある。 

天才じゃなくてもOK!

  これらの方法の全てがとってもクールなのは、あなたがクソ天才じゃなくてもOKってことなんだ!(会場、笑)これらのことを実行するのにはすごく難しいロケット手術は必要ないんだ。(会場、笑)(※訳者注:これは当時新作の本だったユーザビリティ界のスティーブ・クルーグ著「Rocket Surgery Made Easy」という本のことをモジっているみたいです。) 本当にシンプルな3ステップしかなくて、「素晴らしいアプリケーションを作る」「料金を設定する」「人々が気に入ってくれたらお金を支払ってくれて利益が生まれる」。 

あなたは次のfacebookにはなれないし、なる必要もない

でも、ここに思わぬ障害ある。それでもまだ難しい。なぜならビシッと値段の設定をするだけではあなたのビジネスの成功を意味するわけではないからだ。ほとんどのビジネスが失敗する。  ここが問題が忍び込んでしまうところで、「ほとんどのビジネスがどっちみち失敗してしまうんだったら、なんで僕が次のFacebookやMySpaceやYoutubeを作って1000億のビジネスを目指しちゃダメなんだい?僕のお気に入りの50CENTだって "1000億を得るか、死ぬかだ" って歌ってたじゃないか!」ってなっちゃう。(会場、笑) 僕はそのロジックはちょっとよろしくないとおもっていて、その理由は、賭けの確率が平等には出来ていないからなんだ。  ここに来てる君たちが次のFacebookやYoutubeやMySPaceを作る確率は。。。超低い!(会場、笑) 君たちが少数の人が使ってくれてお金を払ってくれるようなプロダクトを作れる確率は。。。そんなに残念なもんでもないよ!それでも難しいことには変わりないけど、でも次の1000億円企業を作るほどは難しくないよね。  ここにいくつかの確率があるけど、シンプルに少人数にお金を課金して少人数の会社を作って成功する確率は?1:5か1:10かは分からない。でも次のFacebookだったりMySpaceだったりを作る確率は1:10ではない。もし1:10だったら、僕はこのスピーチをやめて「次のFacebookを作るには」っていうスピーチに変更するね。確率はもっともっと悪くなる。でもみんな「こんなのチョー簡単だよ!」という情報を信じてしまうし、そういう話をいつも聞いている。FacebookやMySpceやYoutubeみたいなスタートアップテレビで何度も何度も放送される。それは何度も出てくるテロ警報みたいなものだ。 実際にこういうことが起きたり飛行機で事故が起きる確率は超低いんだけど、失敗する怖さだったり次のFacebookになる願望を持っていると、確率が大きいように見えてしまう、なぜならこういう話が何度も何度も放送されるからだ。洗脳されちゃってんだよ。(会場、拍手) このオッズのリストをみて結果の確率を考えて比べることが出来る。1:10の確率で1億円のビジネスを作ろう。遠い昔には1億円は大金だった時代があった。(会場、笑)僕は、今でも1億円は大金だと思う。でもここに来てるようなVCたちはみんな1000億円とか300億円クラスの会社の話しかしない。 僕は君たちが1億円でハッピーになれると思うし、ほとんどの人が層だと思うし、1000億円企業のイメージが持ち上げられているために僕たちはその感覚を忘れてしまっていると思う。  素朴に計算したら、この比較は等しくなるべきだ。1:10の確率で1億円の時の期待値と、1:10000の確率で1000億円の期待値はほぼ同じになる、もし最初のジャンプについて気にしなければ。そして僕はそこをみんな見落としていると思う。 1億円を得るのと1000億円を得ることとの差は、銀行預金に-100万円なのと1億円ある違いと比べたら全然小さい。だから、僕はもっと多くの人にベターな確率で小さい報酬を得ることを強く薦めたいし、それを達成してから1000億円企業を作る心配をするように薦めたい。 

1億円をつくる方法

  どうやったら1億円が作れるだろうか。そんなの簡単だよ!って聞こえるように僕は話して来た。いくつかの面では君たちが考えているより難しくない。それはなぜかというとほとんどの人がこれらのシンプルな事実を見ていないからだ。では継続課金サービスについて考えてみよう。  2000人の顧客に毎月40ドル課金する継続課金サービスで12ヶ月、これをかけ算すると年間1億円になるね!これはそんなに悪くない数字だ。潜在顧客全体の中で2000人っていうのはそんなに多くない顧客数だ。もちろんまだ大変なことには変わりないけど、年1つしか生まれない次のFacebookとかMySpaceとかにトライすることとは本当に全然違う確率だ。もっとシンプルでもっと試されていて、真実なんだ。 これらの数字をもっと深堀ってみよう。この2000人の顧客を得るために何をする必要があるだろうか?この成約率で、月並みの継続課金サービスを持ってて、会員登録した人のうちの5%の人がお金を払うのに十分なサービスを作っているとしよう。そうするとキミは4万人の会員数を持っていて、そのうち2000人がお金を支払う顧客になっていることになる。1日あたり110人が会員登録するってことだ。それでもある意味難しいけど、本当にそんなには難しくないし、みんなこの狙いを過小評価している。

この計算だと1億円にしか到達しないけど、ほとんどの人はその5分の1でもハッピーだと思うし、もう1レベル下げて考えると2000万円を1年に作ろうとすると40ドル払ってくれる顧客が400人しか必要ではないんだ。もしあなたが400人か2000人や、10000人だとしても顧客を得ようと思った時にあなたが戦うべきマーケティングの問題は小さい。  ビッグウェーブを心配する必要はないし、次のスゴいことについて心配する必要もない。ある問題への解決方法を他の誰かよりもちょっと良くするだけでいいんだ。たとえばレストランをオープンしたとしよう。イタリア料理を出す感じの。そしたら世界で一番感動で震えるようなイタリア料理を出す必要はなくて、周りに住んでる人にとって便利な店であればいいビジネスになる。僕はWEBの中で良いイタリアンレストランを出そうと考える人が少な過ぎると思っている。 さて、ではどうやってこれらの顧客を探せばいいだろうか。だって2000人がお金を払うってことは、そうはいっても2000人だからけっこうな数だ。僕たち37signalsの場合はいくつかの方法を試した。で、それはまたちょっと脱線する話になる。 

「Fortune ベスト500万社」を攻めろ

  BackPackっていうアプリを僕たち37signalsが持っていて、最初はBaseCampというビジネス向けのプロジェクト管理ソフトを作ったんだけど今度は一般顧客向けに何かしようとおもって、このアプリケーションを使って一般顧客が問題とかいろいろを管理出来るようにしようとした。超大変だった。顧客に何かにお金を払ってもらうのは本当に大変で、月5ドルのプランが当時はあったくらいだった。顧客と言うのはすぐに過ぎ去るもので、月5ドル払ってくれるけど、それが要らないと決めたらそれを辞めてしまうからビジネスの立上げはとても難しかった。

だからもし君たちがこのモデルでやろうとするならば一般顧客向けのモデルは明瞭な選択とは言えない、というアドバイスをするよ。このモデルではもっと簡単な方法がある。BackPackや他のアプリの運用を丸2年ほど続けてみてBackPackを2ヶ月前に再ローンチして理解出来たっぽいことは、一般顧客向けでなくビジネス向けにやるべきだっていうことだった。 それから2ヶ月間だけど、継続して5ドル以上のお金をサービス利用料として払ってくれる顧客が少し増えただけでBackPackの売上は前の2倍になり、このマーケットが僕たちが集中するべきマーケットだと分かり、小規模ビジネスでもなく一般顧客でもなく、僕たちはそのマーケットを「Fortune ベスト500万社」と呼んでる。(会場、笑)  「Fortune ベスト500万社」の中にはたくさん問題を抱えている会社が山のようにあり、問題が定義されていないんだ。面白い動画をみんなに来週見てもらうためにどうしたらいいか考えるのや会社の遊びに忙し過ぎる社員がいるような会社はあなたに数十万円を払ってくれる。「Fortune ベスト500万社」には広大な手つかずのマーケットが広がっているんだ。 

1000億円で会社を売って幸せになれるか?

  「Fortune ベスト500万社」を攻める時の問題は、もしそう考えるならあなたはライフスタイルビジネスをすることになる、ということだ。あなたはMOM&POPのお店を作ろうとしていて、カウンターに2人の老人がいて小銭を数えていて、そんな感じのライフスタイルになるってことだ。みんなはそんなあなたを見て、「それはよかったね、あなたは少しの顧客がいるんだね、よかったねー。」(会場、爆笑)そんな時のためにEric Cartmanがいい言葉を言っているよ、「クソったれ」、と。(会場、爆笑)  この話はあなたが悲しいMOM&POPのお店を作るか1000億円企業を作るかという話をしているわけではなくて、人生の楽しみ方にはいろんな部屋があるってことなんだ。僕はポール・グラハムがCraig's Listの例を出してくれたことは嬉しい、なぜならCraig's Listはライフスタイルビジネスにとてもマッチするからだ。 VCのお金とか他の全ての物を受けずに自分のビジネスを回すためには、自分が本当に本当に満足する軌道に自分を置かなければいけない。自分のことは自分で決めて、自分のペースで走る。それは本当に素晴らしいことだ。一度自分の経済状況が良いと思うところに到達出来たら、もし年に1億円作れるようになれば、君はとてもうまくやってると思うし、そこらへんを歩いているほとんどの人より良くやってると思う。  そしてひとたび人生で大切にするべきことの視点を持てば、他の全ての事は今よりもっともっと大きな問題になる。バカな会議に一日中参加しないことや他の人に何をやるか言われない事、自分のペースでやることや自分のことは自分で決めることは人生を楽しむ上で非常に強力なモチベーターなんだ。Craig Newmarkはこれについて記事でこう書いている "私たちは、1000億円以上持っている人とそうでない人のどちらが幸せか知っている。— Craig Newmark" 僕はこれがまさにマネーゲームがなんであるか、ということであると思う。ある一定に達したら、それ以上は特に重要ではなくなる。そこに到達する方法はいくつも選ぶことが出来る。もし1000億円のパチスロに行こうとするなら、あなたはほとんどの人が考えていると思えないものをたくさん諦めることになる。 彼はもう1つすばらしいことを言っていて、 "よい理由を探すのはとても大変で時間の無駄である— Craig Newmark" もし年に1億円作るための良い理由があって自分がそれをやるのを楽しめるものを見つけたとしたら、なぜ諦めようと思うんだろうか?自分のビジネスを放り投げる強い意思はなんだろうか?「僕はビジネスを立ち上げて次の20年くらいを楽しみたいだけなんだ」という人はどこに行ってしまったんだろうか? 僕が話をするスタートアップの人たちはみんなとても視野が狭くて、「会社を大きくして、会社を売却して、そしたら幸せな人生を生きれるんだ!」と言っている。自分のスタートアップを売っぱらった後に待っている人生が幸せだとは僕は思わない。僕はそんな会社の創業者たちとたくさん話して来て、その中で特にかわいそうだったのが昔テクノロジーをやっていた男で、彼のノートパソコンについて話をふると、「たぶん今度PCをとりに行くよ〜Outlookはちゃんと動くし、最近やってることはミーティングの日程調整だけだからね〜」と言っていた。 なんだって?!君たちはアクティブに自分がやってることに熱意があるな開発者であることを、地獄の穴に入ってちょっとのカネをもらうことに引き換えることを望んでるの?!僕はそうはなりたくない。(会場、笑)  この話のいいところは、これがビッグヒットにならなきゃいけないとかYoutubeにならなきゃいけないとかビッグウェーブに乗らなきゃいけないみたいな話が、映画業界を思い出させる話だってことだ。でもここは映画業界じゃない。一般的なビジネスというのは映画業界のようなものではなく、BOX OFFICEを支配する必要なんてないんだ。  ほかにもイタリアンレストランがたくさんあるなかで小さなイタリアンレストランでうまくいっているところがたくさんあるようにたくさんの勝者がいていいし、小さな問題を解決している会社が世の中には山のように存在する。そういった会社は2000とか10000の顧客を持っていて、何度も生まれて来た素晴らしい企業の多くは200の顧客からスタートしている。例外はFacebookのような会社で紙の上では2年で1.5兆円の価値になっている。あんな会社をロールモデルにしてはいけない。 

バイラルとは「靴を売る」こと

でもセコイア・キャピタルが「ネットワークエフェクトはどこだ?バイラルになるにはどうしたらいいか?」とか言ってるよね。(会場、爆笑)人口全てにリーチしようとか考えてる?それは忘れなさい。自動でバイラルで広がっていくみたいな話は忘れなさい。バイラルって何かしってる?  シューズだよ!!シューズってバイラルなんだ! 靴をZapposのサイトで夜10時に購入して、15分後にはこんなメールが飛んで来る。「あなたはステキなお客様ですね!迅速に配達して明日の朝には到着するように致します!」次の朝に小包が届いて、「おー!これ昨夜頼んだpumaの靴じゃん!ほんの数時間前に頼んだのに!」となる。 言葉を変えると、ただ素晴らしいサービス、ただ素晴らしいビジネス、天才的なアイデアである必要なんてなくて、世界中にある「顧客に親切な対応を心がけて自分が出来ることに対してお金を頂こう」というシンプルなアイデアでそういった素晴らしいビジネスを築く事が出来る。 じゃあどうやってスタートすればいいだろうか。うーん、みんなこの話は偏った捉え方をしている。多くのスタートアップ企業が「どうやったらゲートから出られるか、時間がない、魔法の市場参入タイミングがあるんだ、3ヶ月以内にローンチ出来なかったらトーストになっちゃう!!」とか考えてる。 でも、Zapposはクソったれな靴を売ってるんだ!(会場、爆笑) Zapposがやる前から靴を売ってる会社はいっぱいあった。でも彼らはいくぶんか素晴らしいビジネスになった。他の人より上手に靴を売ってるだけなのに。君たちにも出来る。じゃあ、どうやってスタートすればいいか。 

BaseCampの開発に使ったのは、週にたったの10時間

  BaseCampは僕たち37signalsの最初のプロダクトで、他のことをやってるハーフコミットの3人のチームで作った。僕は大学に通いながらコンサルをしてたし、37signalsはクライアント向けの受託会社だった。だから僕たちはそれをやるフルタイムな時間が無くてサイドビジネスだった。サイドビジネスはそんなに悪くない。それをやるために毎日限られた時間を使うか、週に何日かを使うかなんだけど、君のエネルギーをすごく集中することが出来る。その時僕は37signalsの契約社員だったけど、BaseCampの開発には1週間に10時間しか使わなかった。1日10時間じゃないよ、1週間に10時間だ。それが37signalsで払ったコストだ。1週間に10時間あれば、それはすごく重要だ。ブラブラすることは出来ないし、まったく時間を失えない。短い時間しか無い事は多くの人にとって素晴らしいことだ。なぜなら時間があったら全部引っ張りだしてしまうからだ。時間を使って要らない機能をつけたりしてしまう。  他のBaseCampで面白い話は、一つはBaseCampを1年間育てたら、前にやっていた受託のコンサルティングをもうしなくてよくないくらいには大きくなったことだ。みんな急ぎ過ぎだ。君たちはそんな大きな徹夜して作る必要はない。M&Aが始まった7年前まではほとんどの会社は徹夜して作られていないし、それは本当だと思う。ほとんどの会社が素晴らしい会社になるのはもっと長い時間がかかるし、そんなにバカみたいに急ぐ必要はない。 もう一つはテクニカルな話なんだけど最初の年は1つのサーバーで全てをまかなった。自分がサービスでお金をとることが素晴らしいのは、スケールの問題がルールを決めるということだ。スケールの問題というのはよりたくさんの人があなたにお金を払えば、問題は大きな問題ではなくなるということだ。もしあなたが例えば1台のサーバーで500人の顧客をかかえることが出来るとしたら、あなたは500人から4000円ずつの支払いを受けることになる。つまり200万円/月だね。その時にサーバーコストを気にすると思う?世界で一番高いサーバーを使ったとしても問題にはならないよね。 

気軽にいこう!

  さて、最後に。「気軽に行こう」ってことについて話そう。スタートアップ全体、この急いでいる全体、君たちはこう思っている。「俺は一生分今働くんだ、そして働くことから逃れるんだ!」でも、それでは仕事が減る事はない。もっと仕事が増えていくだけだ。トレーニングで言ったら1日14時間、週7日、ランニングマシーンで残りの人生をずっと固定されるようなものだ。君がセットしたパターン、君が選んだトレーニング、スタートアップという道は君を固定する。 

失敗したら?

そして最後に、君がこれをやってみて、つまりサービスとかプロダクトをつくってお金を得ようとして、そしてうまくいかなかったとしよう。そんな君にはいいニュースがある。君は僕たちを非難することが出来るよ!こんな感じで自分のエゴを守ってね!これが証拠だよ!TechCrunchが書いたのは、37signalsがあなたのプロダクトに課金しなさいと言う事であなたの会社を死のプールに送ってしまうという記事だ。  ご清聴ありがとう!

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インパクトエコシステム(全4記事)

各地方の豪族的な企業とインパクトスタートアップの相性 ファミリーオフィスの跡継ぎにささる理由

社会的インパクトの最前線に触れ、参加者との共創を生み出すことを目指すイベント「IMPACT STARTUP SUMMIT 2024 」が初開催されました。本セッションでは「インパクトエコシステム」と題し、エコシステムの新たな潮流について議論します。本記事では、ファミリーオフィスとインパクトスタートアップの相性の良さについて語ります。

各地方の有力な企業とインパクトスタートアップの相性の良さ

孫泰蔵氏(以下、孫):実は僕もまったく同じ視点でお話ししようと思っていたんです。これは日本も他のアジアの国々も、実はヨーロッパもそうだとこの間確認したんですが、ファミリーオフィスと言われる人たちがいるんですね。

日本で言うと、地方のいわゆる豪族って言われる人たちが、その地域でいろんな事業をやっていらっしゃる。例えばバス会社やタクシー会社のような交通系や、ガソリンスタンドを経営されていたり、小売業をやっていらっしゃったり、製造業界の発祥(の企業)ですとか。

いろいろなものを複合的にその地域でやっていらっしゃる企業って、各地にあって。アジアの各国にも財閥って言われる人たちがいらっしゃるんですけど。実はそういったファミリーオフィスの人たちは、インパクトスタートアップのエコシステムと親和性がすごく高いですし、実際にやり取りをしていて非常に手応えを感じています。

どうしてかと言うと、ちょうど今、代替わりが起こっているんです。創業者はおじいさまとかおばあさまだったりすることが多くて、そこから今、2代目、3代目がちょうど継ごうとしているタイミングなんですよね。日本もアジアも全体的にそうなんですが、今、継ごうとしている3代目の人たちって、だいたい30代〜40代前半くらいなんですよ。

そういった人たちは、もちろん自分たちの事業をアップデートしなきゃいけない。従来のやり方では古くてついていけないから、アップデートしなきゃいけないのは当然あるんですけど。

それと同時に、ソーシャルインパクトや、環境のことや地域のこと、教育とかいわゆる社会的な意義をものすごく意識している世代なんですよね。その2つが両方あるんだけど、どうしていいかわからないところがあって。

実は私たちはインパクトスタートアップの人たちと彼らを(つなげるために)、一緒に投資をするとか、ソリューションとして紹介をすることを通じて、ネットワークをどんどん作っていくことをやっています。

「あなたたちはその地域の担い手でしょう?」「単純に一企業というよりは、もうその地域を代表して、社会をどう盛り立てていくか、どう良くしていくかという社会的義務みたいな責任感をお持ちですよね?」と。

「その時にインパクトスタートアップの持っている技術やアイデア、製品、サービスを使いながらやっていくと、雇用も増えるし、社会的意義や地域の課題を解決できることがいっぱいありますよ。そしてそこで自分たちも事業のイニシアチブを取れますよ」という話をすると、どこの国でもめちゃくちゃ刺さります。

「運用利回りを最優先しなくていい」ファミリーオフィスの優位性

橋本舜氏(以下、橋本):僕もファミリーオフィスの、自己資金で回しているファンドの方と話すんですけど、ファミリーオフィスって、結局ファウンダーズ・ファンドですよね。創業者の自己資金で投資できるファンド。人さまのお金じゃないから、運用利回りを最優先しなくていいと思っていて。

ここにいる起業家の人たちが、みなさんファミリーオフィスのファンドを作って、自分の意思で投資できることがどんどん増えてくると。それはすごく楽しみだなと思っています。

木原誠二氏(以下、木原):泰蔵さんの話で感じることは、地方創生が政府のテーマなんですね。この地方創生っていうのは、岸田政権であれ菅政権であれ安倍政権であれ、これから誕生するであろう政権であれ、共通のテーマなんです。

今までは、地方に予算を回す、税金を回す、国の機関を地方に持っていく、いろんなことをやっているんだけど、フライしないですね。なぜかっていうと、そこにやはりビジネスがないし、ある種のドリームもないし、それから社会貢献するっていう意志もないので。

地方創生は、これからはやはり企業城下町みたいなのを全国に作って、企業の連携で地方を元気にしていく時代だと私は思っています。そういうことを考えた時には、泰蔵さんがおっしゃるとおりで、各地方には有力な豪族的な企業がいる。こことインパクトスタートアップがしっかり連携をして、大きな企業連携体の中で地方を押し上げていくモデルがこれから必要になる。

じゃあ、「それは誰がつなぐのか?」というのを、泰蔵さんみたいな方がやっていただくのは非常にいいけれども、本来は金融機関とかがしっかりやらなきゃいけない。だけど、まだそこが十分意識ができていないので、エコシステムを考えた時は、金融機関の意識向上もこれから非常に重要かなと思っています。

地銀もエコシステムの重要なプレイヤーに

孫:おっしゃるとおりで。実は2023年の暮れに、「日本中の豪族の後継者の方々をお集めした会があるので、泰蔵さん、話をしてくれ」と言われて、行ったんですよ。みずほ銀行が主催で、いわゆるプライベートバンキング部だったんですけど。

特にプライベートバンキングといっても、そういう方々だけを集めた会合をやって、勉強会を継続的にやっていらっしゃるらしくて。それで僕がそういう話をしに行ったら、めちゃくちゃ刺さっていました。「ぜひもっと具体的な話を聞きたいし、具体的な会社を紹介してくれ」と言ってくださったんですよね。

彼らもまだ、継ぐといってもやはり実績を作らないと正式な後継者になれないみたいなところがあって。そういう意味で彼らを後押しすることにもなるんですよね。なので、「どんどん実績を作れるように君たちを応援するから、一緒につるんでいきましょう」と、僕は言ったんですけど。

おっしゃるとおり、地銀さんもいっぱいいらっしゃるから、金融機関がその橋渡しをうまくできるはずなので。そういうふうになるといいですよね。地銀もエコシステムの重要なプレイヤーになるべきだなと思います。

篠田:この話題を私が投げかけた時は、ちょっと思いもしなかったこと、中でも「地方の豪族のような企業さんとか、それを支える金融機関、あとその地域の自治体もエコシステムの中のすごく大事なプレイヤーだよ」というところが浮上してきました。いかがですか?

橋本:そうですね。我々の製造委託している日本トップ10の売上のパンメーカーの方々も、みなさん、地方の雄の方々ですね。次の社長になられるであろう方が、今40代くらい。

篠田:さっき岡田さんが言っていた、要はミレニアル世代からもっと若いくらいの世代。

橋本:まぁ、そうですね。僕からすると10歳くらい上なんですけど、そういう人たちがもう専務とかをやられていて、やはり意気投合してやっているケースがけっこうありますね。

篠田:そうか。じゃあそこは、橋本さんたちも実感があるところなんですか?

橋本:そうですね。特に製造業っていうのは、東京本社じゃない会社がほとんどだと思うので。例えば愛知だったり九州だったりするので、そういった意味では全国の方々とご一緒する機会は増えましたね。

セールスフォース創業者が鏡の前でやっている習慣

篠田:ありがとうございます。もっとお話をうかがっていきたいんですが、最後に4人それぞれから、「インパクトスタートアップのエコシステムが王道として定着し、さらにその先に行くのに、ご自身は何を仕掛けていきますか?」というところをおうかがいしてクロージングにしたいなと思います。順番はお任せします。

橋本:僕からいきます。エコシステムを設計していくこともすごく大事だと思っているんですけど、やはり山の頂上を示し続けることもすごく大事だと思っています。それを10年、20年、30年言い続けることは、僕でもできると思っているんですよね。

だから僕は、やはりミッションである、主食で栄養バランスが取れたり、品目のバランスが取れたら「健康はあたりまえになる」というのに近づくと、ひたすら言い続けることで、そういう化学反応ができてくる。

やはりそこの粘り強さみたいなものも必要だと思っているので、スタートアップだから5年、10年で終わりじゃなくて、そこはやり続けられればいいなと思いました。

篠田:ありがとうございます。メッセージを出し続けるのだというお話でした。次は岡田さん、お願いします。

岡田光信氏(以下、岡田):みなさん、マーク・ベニオフってご存じですか? Salesforceのファウンダーなんですけども、今時価総額20兆(円)とかいっていると思うんですけど、1代でそこまでいっているんです。

彼とダボス会議で会った時に、「毎朝何をやっているんですか?」と聞いたら、「鏡に向かって自分の会社のミッションをしゃべっている」と言っていました。「それって、毎日一緒じゃないですか?」と言ったら、「一緒だ」と。「でも、鏡を見て自分にしゃべっている時に、ちょっとでも自分の声にぶれがあるとわかる」と言うんですよね。

自分が1ミリずれると、社員は100キロずれるから、とにかく自分が完璧にこのミッションを信じているっていうのを、ちゃんと毎朝作る。場合によってはミッションを直すことをやっていると言っていて。僕は、ミッションを言葉にして自分に言って、それを信じて動くことが基本じゃないかと思っています。

篠田:それを聞かれて、その後ご自身の行動は何か変わりましたか?

岡田:実際にやってみて、自分で鏡に向かって5秒以内でしゃべるんですけど、もうめっちゃ恥ずかしいですよ。すごくドキドキしますから、やってみてください。モヤモヤしたものが、言葉にするとはっきりします。

政治家が一番力を発揮できるのは「税制」

篠田:とにかく言葉にするということですね。では次、木原さん、いいですか?

木原:泰蔵さんに最後をお任せしたいと思うんですけど、私は政治家というか政府にいるメンバーなので、政策的にみなさんをしっかりサポートする役割だと思います。ただ、その時に大切なのは、政府がなんでもできるわけじゃないってことを、しっかり我々自身が認識しておくことだと思っています。

というのは、明らかに日本の財政は厳しいし、余力がないし、課題発見はできても解決のソリューションを政府が出せるかというと、出せない。そういう自分たちの限界を感じながらみなさんをしっかりサポートしていくことが、王道が根付く一番重要なことかなと思っています。

2つ目は、やはり最初のカスタマーは政府であり、地方自治体であるべきで、「自分たちが最初にみなさんの顧客になる」という意志を持ち続けることだと思うので、それはこれから政府の中で徹底していきたいと思っています。

篠田:ありがとうございます。ちなみにもし、木原さん個人がインパクトスタートアップというテーマの中で、これをやってみたいとか仕掛けてみたいなってものがおありだったら、お話しいただけますか?

木原:やはり政治家が一番力を発揮できるところは、税制なんですよね。先ほど規制っていう話がありましたけど、規制はみなさんに作っていただけるかもしれないけど、税だけは政治、議会、そして選挙の中でしかできないので。「こういう税制にしてほしい」とか「ここが使い勝手悪い」というものがあったら、どんどん言っていただいて、それを1つでも2つでも前に進めたいと思います。

偶然会った喫茶店で投資や連携が決まるシリコンバレー

篠田:木原さん、ありがとうございます。では泰蔵さん、お願いします。

孫:今日ここにいらっしゃっているみなさんは、実際やっていらっしゃるか、非常にこういうことに関心が高い方だと思うので。

今日みなさんの共通のメッセージとして、今はまだオルタナティブとかマイノリティっていう自覚があるかもしれないんですけど、自分たちこそメインストリームなんだっていう自覚を持ってほしいと。

本当にみんなが言うように、自分たちが立てたアジェンダやミッション、ゴールは、そんなすぐに達成できるものじゃないと思うんですよ。だからもう自分の大事な人生、10年とか20年とかかけても惜しくないテーマを、ぜひ選んで邁進してほしいなと。僕が「王道か!」と言えるくらい王道を進んでほしいなと。

(会場笑)

孫:それが言いたかっただけなんですけど。僕としては、実際何に取り組むかってことで言いますと、今日本だけじゃなくてアジアで取り組んでいるんですが。先ほど言ったように、例えば投資家と起業家もそうですし、実際に作ったものを社会に実装してくれる仲間とか、政府とか、いろんな人たちがいるんですよ。

例えばシリコンバレーって超小さいんですよね。そういった人たちが小さなところに全員いるから、もうそのへんの喫茶店に入ったら「おぉ」と言って会えるんですけど、アジア全域だとなかなか会えない。

たまたま会えたら話が盛り上がって投資してもらったとか、提携が決まったとかあるかもしれないですけど、たまたますぎるので。機会損失がすごく大きいと僕は思っていて、新しい化学反応がガンガン生まれる仕組みを実はずっと考えてきています。ついに今、実装している途中なんです。

AIが起業家と投資家をマッチング

孫:それは何かというと、AIを使って起業家と投資家とかいろんな人たちをマッチングします。AIに自分たちが持っている情報やデータを入れると、AIエージェント同士が話し合ってくれて、「あなたの会社はこの会社と会うべきだ。この投資家と会うべきだ」とマッチングをしてくれる仕組みが、今もうベータ版までできていまして。

実際、日々使っているんですけど、めちゃくちゃ便利なんですよ。自分で言うのもなんだけど、「俺が使いたい!」と思うものができつつあるので、それを徐々に開放していこうと思っています。

孫:それがあることによって、同じ話をいろんな投資家に毎回説明しに行かなくてよくなりますし。応援する側は、「自分が応援したいのはこういう会社だ」というのがあれば、パッと見つかる仕組み。それができることによって、より多くのすばらしい出会いが生まれ、イノベーションが加速する。その仕組みを、プラットフォームを作っています。

このプラットフォームは無償で、オープンソースみたいなパブリックなコモンズとして提供していこうと思っているので。それを2024年はがんばろうと思っております。

篠田:ありがとうございます。みなさんも、私も含めて、今日お話しくださった橋本さん、泰蔵さん、木原さん、そして岡田さんに「私が今取り組んでいるミッションはこれです。ちょっと聞いてください」ということを、まずお伝えしたいなと思いました。

ぜひみなさんも交流する中で、お互いに言葉を研ぎ澄まし、視座を高め合って、一緒にインパクトスタートアップをより王道にしていけたらと思いました。パネリストのみなさんにぜひ盛大な拍手をお願いいたします。

(会場拍手)

一同:ありがとうございました。

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